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災害時も役立つ「マイナ保険証」・福島

福島中央テレビニュース / 2024年11月27日 18時28分

福島中央テレビ

12月2日から健康保険証の新たな発行が停止となり、今後はマイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」に移行します。その「マイナ保険証」メリットや課題を取材しました。

医療機関を受診したり薬局で薬を受け取ったりする際に提示を求められる「健康保険証」。

12月2日から新たな発行が停止となり「マイナンバーカード」へと移行されることになります。

「マイナ保険証」とも言われ、医療機関などではカードの読み取り装置の導入が進み、すでに利用している人もいます。

その「マイナ保険証」。

一体、どんなメリットがあるのでしょうか。

■あおぞら薬局 直箟晋一さん

「マイナ保険証であれば一発でそのデータが(自動で)入れられるので。調剤を集中してできるようになった」

取材したのは福島市の薬局です。

薬の処方で特にメリットが大きいと話します。

■あおぞら薬局 直箟晋一さん

「これ私のマイナ保険証なんですけど、ここに置きます。そうするとすぐに暗証番号で認証するか顔認証するか」

「マイナ保険証」は本人の同意があればその人の診療や薬の記録が医療機関など共有ができるようになります。

薬によってはその人の体質に合わない場合や、他の薬との「飲み合わせ」で体に悪影響を及ぼす場合があるため正確な情報を把握することは重要だといいます。

そのうえで、このシステムが、とくに役立つというのが…

「災害の現場」です。

2024年1月に発生した能登半島地震で薬剤師として支援に入った直箟さん。

初めて会う患者でも、マイナ保険証があることで、その人の医療情報を知ることができ適切で迅速な薬の処方ができたといいます。

■あおぞら薬局 直箟晋一さん

「写真を見せながら特定する作業がなくなって、何十倍何百倍のスピードで対応できるようになった」

ただ、県によりますと、県内のマイナ保険証の利用率は9月時点で2割を下回っています。

マイナンバーカードをめぐっては別人の公金受取口座が誤ってひも付けられるなどのミスが相次いだこともあり「情報管理」の面で不安や「急すぎる」といった声も。

マイナ保険証に「移行したくはない」「できない」という人が、公的医療保険制度から取りこぼされないよう、ていねいな国の対応も求められています。

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