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福島市の山あいで雪崩 孤立した宿泊者ら救助 専門家の調査では“表層雪崩” 今後除雪を検討

福島中央テレビニュース / 2025年2月12日 18時40分

FCT福島中央テレビ

雪崩の影響で県道が通行止めとなり、旅館の宿泊者らが孤立した問題についてです。

12日、ヘリコプターを使って宿泊者らが救助され、希望する人は自宅などに帰ることができました。体調不良を訴える人もいなかったということです。

10日、福島市の山あいで2度の雪崩が発生し県道が通行止めとなってから12日で3日目。

現場では雪崩が再び起こるおそれがあり除雪が進まず、野地温泉のホテルでは宿泊客や従業員60人ほどが孤立状態となっていました。

こうした中、県は午前9時すぎからヘリコプター2機を使い宿泊者らの救助を開始。

宿泊者17人全員を含む希望した40人を順次、山のふもとにある県警ヘリポートに移送しました。

救助は1時間ほどで完了し、宿泊者らはその場でメディカルチェックを受けましたが、体調不良者はいなかったということです。

■救助された人のメディカルチェックに当たる 福島医大附属病院 伊関 憲 医師

「疲れた感じはありましたが、皆さん健康で帰られたので大丈夫だと思う。今回はホテルの中の閉じ込めだったので、無事に体調の変化がなく来られて良かったと思っている」

救助された宿泊者は、その後、JR福島駅に。

■埼玉県から来た60代男性

「助けてもらってありがとうと関係者に感謝したい」

■埼玉県から来た40代女性

「車で走って通ってきた道なので、雪はすごいけど、まさか雪崩が起きるとは思わなかった。宿の中ではライフラインは止まっていなかったし、何も問題なかった」

雪崩が発生したことに驚きつつも、ライフラインは確保されていたため、「不安なく過ごせた」と話す宿泊者もいました。

そして、インタビューに応じてくれた人たちが口をそろえて話したのは、旅館への感謝の言葉です。

■埼玉県から来た60代男性

「本当に宿の人の対応が良くて、不安があるとかないとか気遣いをしてもらって、なんの心配もなく快適に過ごせた」

■埼玉県から来た40代女性

「いつも通り接してくれて、不安になることは一切なく、雪崩は怖いけど、大好きな温泉宿なのでもう行かないのはない、また行く」

一方、雪崩が起きた現場では、11日から専門家による調査が始まり、今回の雪崩が斜面に積もっている古い雪の上に新たに雪が積もり発生する「表層雪崩」だったと発表しました。

専門家によると雪崩の量は多くないものの、木の折れ方などから比較的、大きいものだったそうです。

県は、12日ドローンで雪崩の発生源を調査し、今後、除雪の対応について検討するとしています。

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