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20代のうち、自由に使える金額が1万円以下の人が約4割?結婚しようと思える年収は?

ファイナンシャルフィールド / 2021年3月7日 12時10分

20代のうち、自由に使える金額が1万円以下の人が約4割?結婚しようと思える年収は?

生涯を共にすることを誓い、その後の生活を共有する結婚。愛情だけではどうにもならず、やはりお金が非常に大切になってきますよね。   イマドキの20代は、結婚するにあたって年収をどう考えているのでしょうか。20代の気になる金銭感覚について、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が発表した調査結果(※)を見ていきましょう。

20代のお小遣い・貯蓄事情

この調査は、全国20歳から29歳の男女を対象に行われたもの。20代のお小遣い事情はどうなっているのでしょうか。
 
【毎月自由に使えるお金はいくらあるか?】
1位:1万円以下 29.2%
2位:1万円超~2万円以下 18.6%
3位:2万円超~3万円以下 15.2%
4位:4万円超~5万円以下 13.0%
5位:0円 10.2%
 
上位5つの回答を見ると、明暗がくっきり分かれているように感じます。ランキング外の回答も含め、1万円以上自由に使えるお小遣いがあるという人は、およそ6割。いっぽうで1万円以下という人は、およそ4割でした。
 
ちなみに、10万円超と回答した人は2.2%。0円と回答した人がおよそ1割いるという事実と比較すると、婚姻の有無、仕事の状況などさまざまな条件でここまで差が出るのかということに驚かされますね。
 
ちなみに性別・婚姻で平均値を出すと、もっとも金額が高かったのが「未婚女性」で3万1225円。もっとも低かったのが「既婚男性」で2万4960円でした。性別を問わず未婚より既婚のほうが自由に使える金額が低くなっているため、致し方ない結果なのかもしれません。
 
20代の貯蓄事情に関しては、以下のとおり。
 
【現在貯蓄できているお金はいくらあるか?】
1位:50万円以下 40.8%
2位:0円 18.2%
3位:50万円超~100万円以下 14.1%
4位:100万円超~200万円以下 10.2%
5位:200万円超~300万円以下 6.6%
 
「0円を含む50万円以下」という人が、およそ6割を占めています。20代ということもあり、まだまだ貯蓄はこれからといったところなのかもしれません。
 
ちなみに、既婚者の平均は126万円、未婚者の平均は61万円でした。やはり家庭を持つと、将来への備えに対する考えが大きく変わるのかもしれませんね。
 

20代は、上司におごってもらう立場? 後輩におごる立場?

20代で社会人デビューを果たすと、上司・部下との付き合いが始まります。学生でも、サークルやバイト先の先輩・後輩との付き合いも盛んになりますよね。コロナ禍で人付き合いが減っているなか、そういった上下関係における「おごり・おごられ」はどうなっているのでしょうか。
 
【上司や先輩からおごってもらっているか?】
・おごってもらっている  23.5%
・おごってもらっていない 76.5%
 
およそ4人に1人は、上司や先輩からおごってもらっていることがわかります。上司や先輩から、1ヶ月間におごってもらっている金額の平均については、6696円とのこと。積もり積もれば、意外に軽視できない金額といえます。
 
いっぽうで、おごる立場については以下のとおり。
 
【部下や後輩におごっているか?】
・おごっている  14.7%
・おごっていない 85.3%
 
大多数の人が、部下や後輩におごることはしないという結果に。20代だと、まだおごられる立場にある人が多いということになりそうです。ちなみに、1ヶ月間におごっている金額の平均は5539円とのこと。人付き合いとはいえ、こちらも積もり積もれば手痛い出費になりそうですね。
 

ずばり、結婚しようと思える年収は?

では、人生における一大イベントのひとつである結婚について見てみましょう。
 
【結婚しようと思える年収(世帯年収)は?】
1位:年収がどんなに多くても、したいと思えない 21.8%
2位:年収がどんなに少なくても、したいと思える 14.9%
3位:年収500万円あれば 14.0%
4位:年収400万円あれば 10.5%
5位:年収600万円あれば 9.6%
 
およそ5人に1人は、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と考えているという衝撃の事実が。コロナ禍で収入が不安定になり、結婚へのハードルが上がったと考える人も少なくないのかもしれません。
 
いっぽうで、およそ7人に1人は、年収など関係なく結婚したいと考えていることもわかります。
 
年収は関係なく結婚したいという回答を含め、年収200万円〜600万円あれば結婚しようと思えるという人の合計は、57.5%でした。半数を超えるという意味では、イマドキの20代は年収600万円を結婚のハードルと考えているといえるのかもしれません。
 
ちなみに、第1子の子育てに前向きになれる年収については、以下のとおり。
 
【出産・子育て(1人)しようと思える年収(世帯年収)は?】
1位:年収がどんなに多くても、したいと思えない 24.2%
2位:年収500万円あれば 12.9%
3位:年収1000万円以上あれば 12.5%
4位:年収600万円あれば 11.5%
5位:年収がどんなに少なくても、したいと思える 10.4%
 
「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人は、結婚の項目よりも増加しました。
 
およそ8人に1人は、年収1000万円以上あれば検討してもいいと考えており、女性は出産で仕事を離れざるを得ない状況になることも鑑みると、事実上あまり現実的ではないと見ているとも推測できます。年収は関係なく子育てしたいという回答を含め、年収200万円から700万円あれば子育てしようと思えるという人の合計は、54.4%でした。
 
先ほどと同様、半数を超えるという意味では、イマドキの20代は年収700万円を子育てのハードルと考えているのかもしれません。
 
まとめると、イマドキの20代は、未婚よりも既婚のほうがお小遣いが少ない反面貯蓄が多く、結婚については年収600万円を、子育てについては年収700万円をひとつのハードルと考えているということがわかりました。
 
若い世代は、消費を促進するきっかけや勢いをつくる世代でもあります。いずれコロナが収束し経済が活発化した暁には、この金銭事情がどう変わっていくのかにも注目ですね。
 
[出典]
※SMBCコンシューマーファイナンス株式会社「20代の金銭感覚についての意識調査2021」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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