イベントの少ない時期だからこそ、自宅や近隣で楽しもう! 交際費の活用法
ファイナンシャルフィールド / 2021年3月25日 3時10分
ようやく日本でも、新型コロナウイルスのワクチン接種が可能となりました(2021年2月時点)。医療従事者などから接種が進み、一般の方への接種も時間はかかるでしょうが進んでいくことでしょう。
ワクチンがあることで少し安心感は生まれますが、遠方への外出などはまだまだ注意が必要です。これまでと同様に、自分たちでできる感染防止策は続けていくことが重要です。
大勢が集まるイベントなども、人数を制限したり、ウェブ配信にしたり、工夫されています。イベントの少ない時期だからこそ、自宅や近隣で楽しめることを見つけて生活に潤いを与えていくことも大切です。これまでイベントや旅行、外食などで使っていた交際費、今は違った使い方をされている方も多いと思います。
今回は、これからの交際費について考えていきたいと思います。
交際費とは
交際費とは、人と人との付き合いにかかった費用です。友人や同僚との食事、手みやげやプレゼント、冠婚葬祭の費用なども含まれます。
総務省が発表している家計調査年報では、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計収支(2019年)の消費支出32万3853円のうち、交際費は5.4%でした。金額にすると約1万7000円、年間で約20万円です。
(参考:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)/Ⅰ 家計収支の概況(二人以上の世帯)」(※))
新型コロナウイルスの影響で、人と人との付き合いが制限されました。外食も減り、実家への帰省なども控えたことで、これまでと同じような交際費の使い方をしなくなっている方も多いかと思います。
交際費は人との交流に必要な費用です。しかし、今後も自粛や移動の制限があることが予想されますので、交際費の使い方を考え直す必要があるかもしれません。
コロナ対策しながら楽しむ
感染防止に必要な“密”を避けるということで、テラス席や屋外での会食ができるお店も増えてきました。長時間にならないよう時間制にしたり、他のお客さまとの距離をあけたり、工夫されています。友人や同僚との食事もこうした対策のとられているお店や場所で行うことで、対策をしながら楽しむことができます。
帰省に関しては、ご年配の方がいる場所へ行くことが多いかと思いますので、これまでと同様に注意しましょう。医療体制が整っていない地域への配慮はこれからも必要です。そこで、遠方で暮らす年配の両親や親戚には、テレビ電話ができるようタブレット端末を購入し、さまざまな設定を行った状態で郵送するというのはいかがでしょうか。
年1、2回の帰省よりも、毎月一度は顔を見ながら話せるということで、これまで以上に交流が持てるかもしれません。声だけでなく、顔が見えるというのは、お互いの様子も分かりとてもうれしいと思います。これまで帰省のために使っていた資金をタブレット購入費として使うことで、交際費を別の形に置き換えることができます。
まとめ
これまで普通にできていた食事や帰省なども制限されることで、その方法に変化が生まれました。生活の変化にともない、これまで使っていた交際費を身近なところで使ったり、今後も使えるツールを買ったりと、別のことに活用する方法を考えてみましょう。
人と人との付き合いに必要な交際費。コロナ対策をほどこした新しい方法を用いて交際費を使い、これまでと同様に、これまで以上に、人と人との付き合いが強くなることを願っています。
新型コロナウイルスの感染が広がり始めた2020年から1年がたちました。人との交流が感染拡大を助長する可能性がある厄介なウイルスですが、人との交流の大切さも教えてくれた気がします。交際費を別の形で活用して、今後も人との付き合いを大切に過ごしていけたらよいですね
(※)総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)/Ⅰ 家計収支の概況(二人以上の世帯)」
執筆者:藤井亜也
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長
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