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いまさら聞けないESG投資ってなんですか?

ファイナンシャルフィールド / 2021年3月29日 9時0分

いまさら聞けないESG投資ってなんですか?

SDGsで掲げられた目標を達成するためには、国だけでなく、企業の振る舞い、行動もそれに基づいたものでないと実現不可能といわれています。目標達成のためには膨大な資金が必要とされており、その資金調達手段の1つとして期待されているのがESG投資です。
 
よりよい社会を実現させたい、そのために何をしたらよいか分からないが、何か行動したい、という方、ESG投資という方法はいかがでしょうか。

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そもそもSDGsってなんでしたっけ?

SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」のことです。世界を変えるための17の目標が掲げられています。
 
2030年までに解決を目指すとして、「貧困」「安全」「環境」などの社会問題が網羅されています。これらの問題解決には国のチカラだけでは難しく、企業の協力も不可欠となります。
 

ESG投資ってなんですか?

ただ、企業がSDGsの実現のために、環境や人権、ダイバーシティなどを尊重しながら、収益を上げていくというのは難しいことです。これまでもCSRといわれる、企業の利益の中から、社会貢献をしていこうという動きはありました。ただ、景気動向に左右される側面もあり、十分な利益が上がらなければ、社会貢献にまで手が回りません。
 
そこで、社会貢献をしながら利益を上げられるように、投資家の行動によって企業に改革をせまろうというのが、ESG投資です。
 
ESGというのは「Environment(環境)」、「Social(社会)」、「Governance(企業統治)」の頭文字を表しています。国連は、2006年4月にSDGsを実現するために、機関投資家が投資先を決めるときには、このESGの要素を考慮しましょうと「国連責任投資原則」を公表しました。
 
地球温暖化の影響で気候変動が起きているといわれている昨今、二酸化炭素の排出に考慮している企業と、そうでない企業。
 
フェアトレードを順守して手元に届く商品なのか、不当な児童労働を経ての商品なのか。顧客も投資家も、赤字なのか、黒字なのか、収益を出せるのか否かだけではなく、中長期的に見て、SDGsの実現に向かっている企業なのかを判断して購入する時代になってきたといえるでしょう。企業が情報開示をしてくれないと、そもそもの判断ができないので、今後ますます企業のガバナンスが重要になるともいえます。
 

日本におけるESG投資の動向

日本では2015年に、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がこの「国連責任投資原則に署名し、2017年にESG関連指数への投資を開始しました。その影響もあり、2018年7月時点で、63の機関が署名しています。また、経済産業省の発表資料によれば、2014年70億ドルだったESG投資市場は、2016年に4740億ドルに拡大しています。
 

一個人として社会問題・環境問題に取り組める

日々の暮らしで忙しい中、ふと社会問題や環境問題に関心を寄せて、何かできることはないか、と考えても何をすればよいのか分からない、時間もない、という方は多いのではないでしょうか。SDGsにしっかり取り組んでいる企業を知る、調べる、活動内容に賛同し、投資する。これは、持続可能な社会の実現にも取り組めると同時に、ご自身の資産運用になり、利益にもつながっていくかもしれません。
 
自己実現のための、ESG投資を考えてみてはいかがでしょうか。
 
出典
外務省 JAPAN SDGs Action Platform SDGsとは?
経済産業省 ESG投資
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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