子育て世代の資産運用。どんな金融商品に投資すればいい?
ファイナンシャルフィールド / 2021年6月11日 23時30分
子どもの教育資金や自分たちの老後資金など、これから多くのお金がかかる子育て世代の中には、資産運用に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
実際に、どのような商品に投資するのがいいのか、具体的な商品をチェックしていきましょう。
資産運用を始めるタイミングとは?
資産運用をなかなかスタートできていない場合、
「元手となる運用資金がないから資産運用を始めることができない」
「運用目標をいくらに設定したらよいか分からないから、投資を始められない」
などと考えてはいませんか。
資産運用は元手資金がなくても、毎月1万円など少額からチャレンジすることが可能です。また、教育資金のプランを立てていなかったり、具体的な運用目標額がなかったとしても、運用をスタートすることはできます。必要な金額を計算したり、目標を立てたりするのはいつでもできるので、まずは口座を開設し、投資を始めてみるというのが第一歩です。
子育て世代におすすめの資産運用
少ない負担で、すぐに運用を始めるおすすめのスタートステップは、たったの2つです。子育てや仕事に忙しい方々でも、申込手続き自体は1時間もかからずに終了します。なお、口座申込から実際に取引ができるようになるまで、証券会社の確認作業などで1ヶ月ほどかかる場合があります。
1.ネット証券でNISA口座を開設する
2.インデックス投資信託を購入する
まずは、楽天証券やSBI証券など、大手のネット証券でNISA口座を開設しましょう。少額から投資をする場合、年間40万円まで非課税となる「つみたてNISA」を利用すると良いでしょう。必要事項をパソコンやスマートフォンから入力するだけなので、あっという間に手続き完了です。
口座を開設したら商品を購入します。今後の手間を省きたい方は、「毎月2万円積立投資をする」などと決めて自動積立に申し込むと、忘れずに継続的に運用を続けることができます。
具体的な商品とは?
実際に積立投資をする場合、購入する商品としてはインデックス投資信託がおすすめです。特に手数料が低い商品や、ノーロードと呼ばれる手数料が無料の商品を選ぶとよいでしょう。
インデックス投資信託は、商品の仕組みが分かりやすく、手軽に分散投資ができ、手数料も抑えることができます。「取りあえず資産運用を始めたい」と考えている人にとっては、個別株式など商品選定に時間がかかるものよりも、インデックス商品を購入した方が時間的には大変効率的です。
国内の東証株価指数と連動するインデックス商品や、日経225(日経平均株価)と連動するインデックス商品は、国内の主要な上場企業の株式に上手に分散投資をすることができます。
また、海外の場合はアメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動するインデックス商品、新興国のインデックス商品などを購入すると良いでしょう。一般的にはリスクが高いといわれている海外の株式ですが、国内株式と組み合わせてリスクを分散すれば、高いリターンも期待することができます。
複数の商品を購入するのが手間と感じる場合、「国内50%、海外50%」など、すでに分散投資を行っているインデックス商品もあるので、このような商品を1つ購入して積立投資を続けるだけで、しっかり分散投資をしながら資産運用を続けることが可能です。
いかがだったでしょうか。時間がない、資金がない、知識がないなどの理由から、なかなか資産運用に踏み切れなかった人でも、資産運用は簡単にスタートすることができます。特に子育て世代は、この先まだまだお金がかかるので、運用で効率よくお金を増やしていくのも得策といえるでしょう。今回ご紹介した簡単なステップで、資産運用デビューをしてみてはいかがでしょうか。
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
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