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結婚式は小規模・二次会なしへ 結婚式平均予算は90万円近くも減少

ファイナンシャルフィールド / 2021年6月19日 3時10分

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通常なら結婚式シーズンであるこの季節。残念ながら新型コロナウイルスはまだまだ感染拡大の傾向が止まらず、結婚式を延期したり小規模にせざるを得なかったという人もいるのではないでしょうか。   株式会社ヴァリューズ(東京都港区)は、国内の20歳以上の男女2万4665人を対象に、結婚式・結婚式に相当するイベントの実施予定を調査しました。   また同社は、2019年1月以降に結婚式・結婚式相当イベントを実施済、または予定していると回答した524人を対象に新型コロナウイルス影響前後における結婚式検討から実施に至るまでの意思決定プロセスや予算の変化を分析しました(※)。それではその結果を見ていきましょう。

新型コロナの感染拡大で、結婚式へのモチベーションがダウンした?

まず、2019年1月以降に結婚式・結婚式に相当するイベントを実施(予定含む)した人に、実施時期を聞きました。日本で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された2020年1月には、結婚式イベントの実施率が2.1%に減少しました。第一回の緊急事態宣言が発出された4月からさらに減少し、5月は0.2%にまで落ち込みました。
 
緊急事態宣言解除後、徐々に実施が増え、11月には4.0%まで回復したものの、2021年1月の第二回の緊急事態宣言で再び1%から2%にまで落ち込みました。解除後の4月には6.9%に大きく回復しています。
 
インターネット行動ログを分析したところ、結婚式関連の検索ユーザー数の推移も2020年4月より大きく減少していることがわかりました。例えば「結婚式」の検索数は、昨年の4月では通常の半数以下まで大きく減少しています。新型コロナウイルス感染者の増加で、結婚式を挙げるモチベーションが下がったと思われます。
 

結婚式場探しも感染対策を重視して、リアルイベントより雑誌やWebで

結婚式に関する情報収集開始から結婚式実施までのそれぞれの時期ごとに、式場(会場)選びに関して参考にした手段を聞きました。コロナ前は、式場情報収集の1位が「結婚式場の見学・下見」、2位「ウエディングプランナーの説明」、3位「ブライダルフェアなどのイベント」と、リアルイベントが上位を占めていました。
 
一方、コロナ後では1位「結婚情報誌」、2位「結婚式場の見学・下見」、3位「式場や会場の公式サイト」となっており、感染対策から会場を絞り込むまでは雑誌やWebで調査する傾向になったようです。
 
また、コロナ前後での結婚・ブライダル関連ワードが含まれる検索ワードを比較すると、共通して「結婚式」などが多いものの、コロナ後では「コロナ」「小さな結婚式」などがランクインしており、感染対策や規模の縮小を検討する人が一定数いることがうかがえます。
 

結婚式は家族のみの食事会が増加。結婚式平均予算も90万円近くも減少

次に、結婚式イベントの実施形態の変化を見ていきましょう。コロナ後では「家族・親族のみの食事会」が大きく増え、少人数で実施した人が増えたようです。また二次会はコロナ前20.0%から5.5%、レストランウエディングが13.7%から7.0%と大きく減少し、お酒を伴い三密を招きやすい宴会を避ける傾向が見られます。
 
また、海外に行けないので、当然ながら海外挙式も大幅に減少しました。海外挙式を夢みていた人はさぞかし残念だったことでしょう。
 
結婚式の平均予算を見ると、コロナ前では311.5万円であったのが、コロナ後では225.2万円と90万円近く減少しました。規模の縮小に伴い予算も大幅に減少したようです。
 
新型コロナにより理想の結婚式を挙げられず残念な思いをした人は多いでしょう。ここは気持ちを切り替えて、結婚式で浮いた予算をコロナ後の旅行や新居に充てるなどで、新婚生活を楽しめるといいですね。
 
[出典]
※株式会社ヴァリューズ「【調査リリース】コロナ影響下での結婚式実施動向を調査 緊急事態宣言後に復調傾向も規模・予算縮小」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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