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自分の本を作ってみませんか。だれでも簡単にできる方法を紹介します。

ファイナンシャルフィールド / 2019年2月19日 7時53分

自費出版だからこそベストセラーも夢じゃない ベストセラーになった「ハリーポッター」も最初は自費出版です。島崎藤村の代表作「破戒」や宮沢賢治の「注文の多い料理店」なども自費出版でした。   自費出版と言ってもここ […]

自費出版だからこそベストセラーも夢じゃない

ベストセラーになった「ハリーポッター」も最初は自費出版です。島崎藤村の代表作「破戒」や宮沢賢治の「注文の多い料理店」なども自費出版でした。
 
自費出版と言ってもここでご紹介するのは、アマゾンなどネット書店や紀伊国屋や三省堂などの本屋さんで売るための本作りの話です。
 

ネット時代だから再認識された出版物の優位性

正確に自分の思いの丈を伝えるには、ディスプレイやスマホで見るよりも、印刷された本の紙面の方が勝っています。またネットで知り合ったまだ見ぬ人たちに、より体系的に整理して自分の思いを伝える方法は、本以外にありません。
 
「読んでもらいたい」という思いが「買ってもらいたい」と同じ意味に使われるのが本の世界です。今では自費出版と商業出版の区別もなくなり、アマゾンなどで著名な著者と同列に扱ってもらえる時代になりました。
 

実は、本を作るって簡単なことなのです

何から何まで自分でやろうと考えていませんか? だから本作りがすごく難しくて、自分には縁のないものだと思ってしまうのです。基本は外注先を見つけることです。
 
本作りって、ただそれだけのことなのです。大切なのは何を伝えたいかです。仕事や日々の生活を通じて気づいた閃きやノウハウなど、伝えたい中身、コンテンツが重要なのです。
 
それが出版企画であり、あとは適材適所でアウトソーシングすればいいだけです。原稿だってプロのライターに依頼すれば、素人が四苦八苦して書いた文章よりはるかに読みやすくて意図の通じる原稿に仕上げてくれます。
 

アウトソーシング(外注)が出版の基本です

出版社が自ら行う商業出版だって、執筆はプロのライターさんに依頼します。デザインはデザイナーに、印刷は印刷会社に、ほとんどの仕事はアウトソーシングです。
 
だから本作りの素人だからって、何も恐れることはありません。自分は出したい本のイメージ作りに専念して、あとはすべて出版社や編集プロダクションに依頼すればいいのです。
 
そのための外注に伴う経費は、私の所属する会社のおおよその製作費を例に取れば下記の通りです。四六判と呼ばれるビジネス書やエッセイ集に多い本の例を挙げてみました。
 


 
プロのライターさんに原稿依頼する場合は、この料金表以外にライター料がかかります。本文160ページ(約10万字)で80万円ぐらい、本文192ページ(約12万字)で100万円程度が相場です。
 

仕事を離れた場での名刺代わりは1冊の本

定年退職したのに昔の名刺を差し出す人がいます。所属した企業と役職、それ以外に自分を紹介するすべがないのでしょう。趣味の場などでも同じことが言えます。いまだ現役とは言え仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切る方がオシャレだと思いませんか。
 
こんなときに、「私の書いた本です。暇なときに読んでください」と、さりげなく差し出された一冊の本。名刺以上に雄弁に、その方の人となりを紹介してくれます。
 

ネット社会がもたらしたパーソナルブランドの時代

一方で出版不況と騒がれているのに自費出版がますます盛んになる背景には、インターネットによる一億総情報発信の時代があります。
 
ブログやツイッター、SNSなどによって不特定多数の人たちへの情報発信が容易になり、これまで一方的に垂れ流された情報を浴びていた人たちが情報発信者となりました。そうなると困るのが差別化の問題です。
 
「私はここにいます」「私の思いは……」「私の考えは……」と声高に叫んでも、氾濫する情報の渦にかき消されます。今や自費出版もパーソナルブランド作りと表裏一体になりつつあるのです。
 

自費出版にも求められる市場競争力

実は商業出版以上に、創意工夫と独創性が求められるのが自費出版です。出版社が自ら追い掛ける商業出版ならば、著者の知名度と流行の後追いだけでも、そこそこ売れます。
 
自費出版の著者は、知名度もなく、実績もなく、売るためのコネも手段もないのが実情です。それでも商業出版に伍して手に取ってもらい、読んでもらわなければ出版した意味がありません。
 
読んでもらえる自費出版作り、それを可能にする方法が、出版企画の厳選と編集者との二人三脚による斬新な切り口です。
 

ついつい総花的になる自費出版だからこそ

自分のすべてを分かってもらいたい気持ちもよく分かります。せっかくの機会だから何もかも、自分の持てる知識のすべてを入れたくなるものです。でも読者は、著者の知識や人格のすべてを理解したい訳ではありません。
 
読者自身のニーズに沿って、知恵や知識を得たいと望んでいるのです。だから必要になるのが最初の読者ともいえる編集者です。著者の自分勝手な妄想をバッサリと切り捨ててくれる編集者が必要です。
 
一方で、自費出版の著者を財布のように思って著者にゴマをする編集者は願い下げです。
 

自費出版では、ライターさんにお願いするのが早道です

出版業界でライターという場合、ゴーストライターと同義語です。ところが耳の聴こえない作曲家を称した佐村河内守氏の事件以降、(ゴースト)ライターのイメージが地に落ちました。
 
それでも私は編集仕事の合間に政治家や芸能人や財界人の方々のライターをやって来て、ご本人以上に著者の伝えたいことを表現したと自負しています。なぜなら著者の人柄や実績を客観的に見て、さらに読者ニーズに沿って原稿をまとめているからです。
 
これはライターという第三者だからこそできることです。ライターさんにお願いして、初めて自分の伝えたかったことが分かったという人もいます。
 
ぜひ一度、ライターさんに執筆を頼んでみてはいかがでしょうか。自分の本作りのチャンスが、大きく広がります。
 
Text:高石 左京(たかいし さきょう)
出版プロデューサー
 
監修:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

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