コロナ疲れを感じている人は約7割…みんなのストレス発散法とその出費はいくら?
ファイナンシャルフィールド / 2021年7月17日 5時0分
夏本番も近づき、肉体的な疲れや、巣ごもり生活による精神的なストレスなどがジワジワ溜まっているころではないでしょうか。 みなさんは、どのようにストレスを発散しているのか気になるところです。 ストレス発散に費やす金額なども含め、養命酒製造株式会社が発表した調査結果(※)を見てみましょう。
巣ごもり生活に疲れを感じている人は実に7割
この調査は、全国の20歳から34歳の若者世代500名と、65歳から79歳のリタイア世代500名の計1000名を対象に行われたものです。
まず、続く巣ごもり生活に疲れを感じている人の割合を見てみましょう。
【コロナ疲れを感じている】
●あてはまる(計) 70.8%
●あてはまらない(計) 29.2%
●あてはまる(計) 64.6%
●あてはまらない(計) 35.4%
平均して、およそ7割の人が巣ごもり生活に疲れを感じていることが分かります。
ちなみに、若者世代もリタイア世代も、男性より女性のほうが疲れを感じている割合が高く出ていました。
友人とおしゃべりをしてストレス発散する女性の場合、そのような機会を持ちにくい日々が続いていると、やはり疲れやストレスを感じやすいのかもしれません。
疲れを感じる原因は、マスク着用や外出しづらい状況にアリ
巣ごもり生活で疲れを感じる原因は、以下のとおり。
【コロナ疲れの原因になっていること(複数回答)】
1位:マスクの着用 36%
2位:外出時間の減少 34.4%
3位:友人と会う機会の減少 30.6%
4位:外食・会食機会の減少 25%
5位:エンタメを楽しむ機会の減少(映画・ライブなど) 23%
1位:外出時間の減少 43.8%
2位:マスクの着用 42.4%
2位:友人と会う機会の減少 42.4%
4位:外食・会食機会の減少 42.2%
5位:離れて暮らす家族と会う機会の減少 28.8%
若者世代にとっては、「マスクの着用」と「外出時間の減少」が2大原因という結果に。
一方でリタイア世代は各項目が僅差であることが分かります。若者世代と順位はほぼ同じですが、友人と会ったり会食を楽しんだりする機会の減少に、より強い疲れ・ストレスを感じていることが分かります。
疲れ・ストレスの発散にお金を使う人の割合は? 気になる平均金額とは
さて、このような疲れやストレスを発散させるために、みなさんどのような方法を採っているのでしょうか。
「コロナ疲れの解消方法」を問うた質問では、若者世代の1位は「睡眠」、2位は「投稿サイトの動画」、3位は「ゲーム」でした。一方でリタイア世代の1位は「テレビ・DVD」、2位は「運動」、3位は「睡眠」という結果に。
ほかにも「音楽」や「入浴」、「家飲み」や「ネットショッピング」などの回答もありましたが、このストレス発散法にお金を使っている人はどれくらいいるのでしょうか。
【コロナ禍のストレスを発散するためにお金を使っているか】
●使っている 67.2%
●使っていない 32.8%
●使っている 56%
●使っていない 44%
いずれもストレス発散にお金を使っている人の方が割合が高くなっています。また、若い世代の方が、お金を使う人が多い傾向にあるようですね。
では、具体的にいくらほどお金を使っているのでしょうか。
【コロナ禍のストレスを発散するために1ヶ月にいくらくらい使っているか】
1位:5000円~1万円未満 21.1%
2位:1万円~2万円未満 19.9%
3位:2000円未満 17%
4位:3000円~5000円未満 15.2%
5位:2000円~3000円未満 11.6%
1位:5000円~1万円未満 29.6%
2位:1万円~2万円未満 21.4%
3位:2000円未満 14.3%
4位:3000円~5000円未満 12.1%
5位:2万円~3万円未満 7.1%
若者世代もリタイア世代も、ランキングはほぼ同じ結果に。4割から5割の人は、1ヶ月に5000円から2万円未満をストレス発散につぎ込んでいるということが分かります。
若者世代の平均金額は8360円。リタイア世代の平均金額は1万739円でした。
若者世代のほうがお金を使っている人が多いものの、単価としてはリタイア世代のほうが高いという事実も見えてきますね。
巣ごもり生活も長く続くと、どうしても疲れやストレスが溜まってしまうもの。散財しない程度にお金を使って、自分の好きな方法でストレスを発散させましょう。
[出典]
※養命酒製造株式会社調べ「疲れ・ストレス限界? “コロナ疲れ”実感 若者世代では7割、リタイア世代では6割半」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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