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夏のボーナス、去年と比べてどうなった? みんなの使い道は?

ファイナンシャルフィールド / 2021年8月2日 2時40分

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新型コロナウイルスの世界的なまん延により、経済の落ち込みが続いています。そんな中夏のボーナスの支給もあったかと思います。   このような情勢においてボーナスの支給額はどうだったのか? またみんなの使い道はどうだったのかについて少し見ていきたいと思います。

夏のボーナスの支給額平均は?

2021年6月上旬に行われた、ニッセイのインターネットアンケートによるとボーナスの平均支給額は以下のとおりです。
 

平均額
~20代 36.3万円
30代 45.7万円
40代 56.2万円
50代 72.6万円
60代 44.3万円
70代~ 56.7万円
平均 56.4万円

ニッセイ インターネットアンケート~「夏のボーナス」について~より筆者作成
 
60代を除きいずれの年代も昨年より増加しており、全年齢の平均額で見ると55.4万円から56.4万円にわずかですが増加しました。しかし、コロナ前と比べると全体としては約4.6万円減少しており、新型コロナウイルスの影響がうかがえます。
 
また本結果については会社員のみとなっていますが、公務員についてはどうなっているでしょうか?
 
令和2年度の人事院勧告によると令和3年6月期の支給については期末手当が1.275ヶ月分、勤勉手当が0.95ヶ月分と民間の支給実績に伴い、公務員のボーナスも削減されています。また、公務員のボーナスについては民間の支給実績が判明したのちに人事院勧告が新たに出ることから、民間の今年6月支給ボーナスの影響は来年以降に影響すると考えられます。
 
業種によっては巣ごもり需要によって業績が上がっている業界もあるようですが、ボーナス額が昨年と比較して増えた、または減ったというアンケートにおいては以下のような結果でした。2021年は2020年に比較して、ボーナス額が増えた人が増加していることが分かります。
 

2021年 2020年
増えた 12.7% 7.5%
減った 27.6% 30.1%
変わらない 59.7% 62.4%

ニッセイ インターネットアンケート~「夏のボーナス」について~より筆者作成
 

ボーナスの使い道は?

同様にニッセイアンケートの結果を見ていきます。
 
まず、ボーナスを貯蓄・資産形成に回す割合については、全体平均で25.8%が回さないというという結果でした。次に貯蓄・資産形成以外の使い道ですが、今年と昨年の上位5位までの結果を並べてみますと以下のようになっています。
 

今年 昨年
順位 内容 割合 内容 割合
1位 生活費の補てん 26.2% 生活費の補てん 28.1%
2位 買い物(自分の欲しい物) 19.8% 買い物(自分の欲しい物) 14.6%
3位 ローンの返済 9.8% 国内旅行(宿泊あり) 7.8%
4位 国内旅行(宿泊あり) 8.0% ローンの返済 6.4%
5位 教育費の補てん 5.9% 近場のレジャー(日帰り) 5.3%

ニッセイ インターネットアンケート~「夏のボーナス」について~より筆者作成
 
以上のように、昨年に引き続き生活費の補てんが3割近くに達しており、年間を通じての収入の減少が発生しているものといえます。また、海外への渡航についてはいまだに難しい状況であることから国内旅行が人気ですが、昨年の3位から4位に順位が下がっています。
 

まとめ

以上簡単ではありますが、ボーナスの支給状況およびその使い道について分析してみました。今年の夏も新型コロナウイルスの影響を大きく受けているな、という実感を改めてすることとなった結果でした。
 
次の冬についても経済の動向によってはさらに悪化することも予想されます。先が見えにくい情勢ではありますが、計画的にボーナスを利用して乗り切っていきましょう。
 
出典
日本生命保険相互会社 ニッセイ インターネットアンケート~「夏のボーナス」について~
人事院 令和2年人事院勧告 ボーナスに関する勧告の骨子
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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