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年収800万の会社員、将来いくら年金を受給できる?

ファイナンシャルフィールド / 2021年8月29日 23時0分

年収800万の会社員、将来いくら年金を受給できる?

年収800万円の人は、「それだけ年収があれば老後の生活は大丈夫」と言われることも少なくないでしょう。しかし、老後のことを考えれば考えるほど、今のままで老後は大丈夫なのか不安になるラインでもあります。   今後の年収にもよりますが、年収800万円でも年金だけでは暮らせない可能性があります。老後の生活を豊かにするためには、年金だけに頼らず自分で行動する必要があるでしょう。   この記事では、年収800万円の人がもらえる年金と必要な老後資金、老後資金の確保方法を解説します。将来もらえる年金などを確認して、老後の準備をしっかり進めましょう。

年収800万円の人がもらえる年金

三井住友銀行のシミュレーションによると、配偶者を除き年収800万円の人がもらえる年金は、厚生年金12.7万円/月、国民年金6.4万円/月となっています。
 
シミュレーションの条件は、以下のとおりです。
 

・就業開始年齢:22歳
・就業終了年齢:60歳
・現在の年齢:40歳

 
もちろん、今後の年収やこれまでの年収によってももらえる年金は違います。しかし、年収800万円なら年金はトータルで月額約20万円弱ほどとなるため、突然の病気などでお金が足りなくなることも考えられます。

 

世帯年収が800万円の場合

共働きをしており、世帯年収が800万円の場合は少し受け取れる年金の額が増えます。50歳の共働き夫婦で、夫が50代男性の平均年収である約670万円、妻が約130万円を稼ぐ家庭を三井住友銀行のシミュレーションで考えると、もらえる年金は以下のとおりです。
 

・厚生年金(夫・妻合計):11.2万円/月
・国民年金(夫・妻合計):約13万円/月

 
合計すると、夫婦でもらえる年金は月額で約24万円です。将来もらえる年金を把握し、今の自分の生活を見直してみましょう。

 

年収800万の人が老後に必要な資金とは

老後に必要な資金は、三井住友銀行のシミュレーションにおいて一般的な暮らしをする場合月に28万円と想定されています。ゆとりある暮らしをする場合、必要なお金は月35万円にもなり、かなりの準備が必要だと言えるでしょう。
 
老後に必要なお金には、以下のようなものがあります。
 

・食費
・生活費
・入院・手術費用
・介護費用

 
先端医療を受ける場合には、さらなる出費も想定されます。また、持ち家がない場合は毎月の家賃支払いも必要です。そのため、年収800万円でも年金だけで暮らすのは難しいでしょう。

 

年金の不足分を確保する方法3選

年収800万円でも、年金だけでは老後資金が足りなくなるかもしれません。そこでここからは、老後資金を確保する方法を3つ解説します。
 

・確定拠出年金に加入する
・財形貯蓄をする
・リバースモーゲージを活用する

 
老後に向けて、早めに準備しておきましょう。

 

確定拠出年金に加入する

確定拠出年金とは毎月掛け金を支払うことで、一定期間経過後に運用収益とともにお金を受け取れる制度です。確定拠出年金には企業型と個人型があり、企業型は企業が制度を導入していなければ利用できません。
 
しかし、個人型のiDeCoなら自分で加入できるので、老後資金の備えにおすすめです。個人型の確定拠出年金に加入したい場合は、気になる金融機関の資料を確認し、所定の手続きを進めましょう。

 

財形貯蓄をする

財形貯蓄とは、会社を通じ給料から天引きする形でお金を積み立てる制度です。普通預金を使うよりも利息が高いため、貯金をしたいと感じているなら利用すべきでしょう。
 
ただし、現在は財形貯蓄でも利息がそこまで高くありません。つみたてNISAや確定拠出年金に優先してお金を支出しましょう。

 

リバースモーゲージを活用する

リバースモーゲージとは、自分の持ち家を担保にして毎月お金を借りる制度です。借りたお金の返済は亡くなったあと家を売却することでできるので、生前は利息の返済のみとなります。
 
遺産の整理としても有効なリバースモーゲージですが、マンションだと担保にできない可能性があります。「自分の持ち家がリバースモーゲージの対象になるのかかわからない」人は、リバースモーゲージのサービスを提供する金融機関に相談してみましょう。

 

年収800万円の人も老後の準備は必須

年収800万円でも、年金だけでは老後資金が足りなくなる可能性があります。突然病気になったときに備え、自分で上乗せ年金や貯金などを準備しておきましょう。
 
定年まで時間がある人には、確定拠出年金、財形貯蓄がおすすめです。定年まで時間がない場合は、リバースモーゲージを活用し持ち家を生かしましょう。
 
楽しい老後を迎えられるよう、使える制度は前向きに検討してください。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
 

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