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上昇相場の途中で現れる、左上が直角になる三角持ち合いは、その後、力強い上昇が続く?

ファイナンシャルフィールド / 2021年9月11日 3時30分

上昇相場の途中で現れる、左上が直角になる三角持ち合いは、その後、力強い上昇が続く?

これまで典型的な「三角持ち合い」のパターンについて解説してきましたが、今回からは三角形が直角三角形になる場合の三角持ち合いパターンについて見ていきたいと思います。   そして、これまでと同じく、それらがチャートのどの地点で現れやすいかについて併せて確認していきましょう。

左上が直角になる三角持ち合いのパターンとは

下の図は、左上が直角になっている三角持ち合いパターンです。三角持ち合いであるため、基本的な考え方は典型的な三角持ち合いパターンと同じです。
 
ただ異なるのは、上値が比較的横一線で並んでいるため、赤色で示している上値抵抗線(レジスタンスライン)がかなり分厚い壁になっている点です。
 

※筆者作成
 
裏を返せば、強力な上値抵抗線(レジスタンスライン)を抜けると、勢いよく上昇していく可能性が高いことも示唆しています。上昇相場がいったん天井を着け、その後、2回、3回とこの水準を試す行動に出ているため、投資家心理としては強気を維持しています。
 
ただ、もみ合い相場であるため、天井ラインから跳ね返され、挫折しながらではありますが、心は折れていないという状況です。そして、上値抵抗線(レジスタンスライン)を突破すると、溜め込んでいた売買エネルギーが一気に爆発し、上昇していきやすくなります。
 

左上が直角になる三角持ち合いはどのタイミングで現れやすいか

それでは、この左上が直角になっている三角持ち合いパターンは、チャートのどこに現れやすいといえるか確認していきます。
 

※筆者作成
 
結論をいうと、「エリオット波動理論」でいうところの「第II波」と「第IV波」に、この三角持ち合いパターンが現れやすいといえます。
 
つまり、第II波と第IV波はともに調整波動であるため、ここで三角持ち合いが生まれやすくなるという意味です。
 

まとめ

左上が直角になる三角持ち合いのパターンは、これまでお伝えしてきた典型的な三角持ち合いパターンと出現ポイントは同じになります。違うのは、上値抵抗線(レジスタンスライン)を突破した後の上昇が非常に強力になるという点です。
 
次回は、左上が直角になる三角持ち合いが失敗する場合、どの波で現れやすいかについて見ていきたいと思います。
 
執筆者:重定賢治
ファイナンシャル・プランナー(CFP)

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