プロポーズは男性から? 女性から? プロポーズの実態とプロポーズや結婚指輪の予算とは
ファイナンシャルフィールド / 2021年9月29日 3時40分
![プロポーズは男性から? 女性から? プロポーズの実態とプロポーズや結婚指輪の予算とは](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_117180_0-small.jpg)
プロポーズというと男性からするもの、という古くからのイメージがあります。さまざまな面で多様化にスポットが当てられている現代、プロポーズに関する意識はどう変化しているのでしょうか。 気になるプロポーズの予算も含め、調査をチェックしてみましょう。
女性からのプロポーズはあり?なし?女性の本音とは
まずは、株式会社メリアルームが発表した、女性からのプロポーズに関するアンケート調査の結果(※1)を見てみます。この調査は、同社の手掛けるフラワーギフトでプロポーズをされた女性73名を対象にしたもの。
ずばり、女性からのプロポーズはありなのでしょうか?
・やっぱり男性にしてほしい 55%
・どちらかというと男性からしてほしい 30%
・自然なタイミングであれば女性からでもいい 15%
・女性からしたい 0%
なんと、自分からしたいと思っている女性はゼロという結果に。9割近くの女性は男性からプロポーズをしてもらいたいと思っていることがわかります。その一方で、「女性からでもいい」という意見も15%見られました。
これから時代が進むにつれ、ますます共働きや専業主夫の数も増えてくることが予想されます。それに伴い、プロポーズのあり方も変わってくるのかもしれませんね。
年々変化するプロポーズの理想の予算とは
プロポーズといえば、欠かせないのが婚約指輪。婚約指輪を用意し、夜景の見えるレストランを予約し……と準備を進めると、なにかとお金がかかるもの。そんな婚約指輪を含むプロポーズの理想の予算はどうなっているのでしょうか。
プリモ・ジャパン株式会社が発表した、「2020年度プロポーズ意識調査」の結果(※2)を見てみましょう。この調査は、調査の直近1年以内にプロポーズまたは入籍した男女550名を対象に行われたもの。
まずは、過去の調査で判明したプロポーズ予算の推移をチェックしてみましょう。
【プロポーズの利用の予算】(n数は調査年によって変動あり)
<2008年>
1位:20万円未満 60.0%
2位:20〜40万円未満 22.7%
3位:40〜70万円未満 12.0%
<2013年>
1位:20万円未満 39.9%
2位:20〜40万円未満 31.4%
3位:40〜70万円未満 18.6%
<2018年>
1位:20〜40万円未満 34.4%
2位:20万円未満 28.0%
2位:40〜70万円未満 28.0%
<2019年>
1位:20万円未満 44.5%
2位:20〜40万円未満 31.0%
3位:40〜70万円未満 14.2%
2018年を除き、もっとも多かったのは「20万円未満」という結果に。ただ、2008年から比べると20万円以上かける人の割合がじわじわと増えていることがわかります。また、最新の予算は以下のとおり。
<2020年>
1位:21〜40万円 34.2%
2位:41〜60万円 22.1%
3位:20万円以下 20.2%
20万円以上と回答した人が半数以上という結果に。2019年は44.5%だった「20万円以下」も、2020年では半分以下の20.2%になっています。2008年からの推移を見る限り、プロポーズにお金をかける人が増加しているといえそうですね。
ちなみに、結婚指輪の予算については以下の調査結果が参考になりそうです。全研本社株式会社が発表した「コロナ禍のおける結婚指輪の購入事情」の調査結果(※3)を見てみましょう。(調査対象:コロナ禍で結婚指輪を購入した方111名)
1位:20万円〜30万円未満 39.6%
2位:30万円〜40万円未満 21.6%
3位:10万円〜20万円未満 18.0%
4位:40万円以上 15.3%
5位:〜10万円未満 4.6%
もっとも多かったのは「20万円〜30万円未満」でした。ボリュームゾーンは20万円〜40万円未満といったところでしょうか。
なかには、10万円未満で結婚指輪を買ったというやりくり上手も。10万円未満で結婚指輪を買った理由(複数回答)としては、「少しでも出費を抑えたかった」が60.0%、「予算がこの金額だった」と「気に入った結婚指輪がこの金額だった」がそれぞれ40.0%でした。
ひょっとしたら、婚約指輪で奮発しすぎたため、結婚指輪は少しでも安く……という考えの人もいるかもしれませんね。
2021年現在、プロポーズはまだまだ男性からするものという意識が強いということがわかりました。さらに、婚約にかかる費用と結婚指輪の費用はそれぞれ20万円以上は見ておいたほうが無難、という結果も。
時代の変化とともに女性からのプロポーズが増えるのか、予算は変わるのか、今後の変遷も気になりますね。
※1 株式会社メリアルーム <2021年>独身女性の8割が「プロポーズは男性からしてほしい」と回答/ジェンダーの多様性が広がる令和に聞いた“女性からのプロポーズ”に関する本音
※2 プリモ・ジャパン株式会社 〜プロポーズ意識調査 13年分の総括を発表〜 令和のプロポーズ・結婚にも 「婚約指輪」は必須!
※3 全研本社株式会社 【コロナ禍で結婚指輪を購入した111人アンケート】約3割が、コロナの影響で「給与の減少・ボーナスカットにより結婚指輪の予算を見直し」低価格帯の結婚指輪の需要高まる
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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