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ネット生保のメリット・デメリットって?

ファイナンシャルフィールド / 2021年10月13日 10時30分

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申し込み・告知を保険会社のホームページで行い、ネット上で申し込みが完結する生命保険会社をネット保険といいます。このうちインターネットを主たる販売チャネルとする生保をネット専業生保(以下、ネット生保)といいます。   これらネット生保は、対面営業を主とする保険会社に比べ、保険料がお手軽などの魅力がある半面、生保選びを自分で行わなければならないなどの難しさがあります。   本稿ではネット生保の主なメリット・デメリットをまとめてみました。

ネット生保のメリット

 

1.保険料がお手頃

生命保険料がどのように決まるかご存じでしょうか。生命保険料を決める予定基礎率には、予定死亡率、予定利率、予定事業費率があります。予定基礎率と保険料には以下の関係があります。
 
予定死亡率が低ければ、死亡する人が少ないということなので保険料が安くなります。予定利率は保険会社が見込む運用利回りなので、景気がよければ、運用利益を見込めるので、収支相当の原則から、保険料が安くなります。
 
予定事業費率は人件費や家賃、広告などの経費で、予定事業費率が低ければ保険料が安くなります。生命保険料は純保険料と付加保険料から構成されています。純保険料を決めるのは、予定死亡率と予定利率です。付加保険料を決めるのは事業費率です。
 
対面販売を主とする従来の生保に比べ、ネット生保は販売経費がかからないのです。ネット生保では店舗も少なくてすみますし、販売員もいりません。したがって、ネット生保は付加保険料(予定事業費率)が低いので保険料が安いのです。
 

2.商品がシンプル

ネット生保では自分で商品を選ぶ必要があります。仕組みが複雑で理解しにくい商品は消費者に理解してもらうのが難しく販売が困難なので、誰でも理解しやすいシンプルな商品を扱う傾向にあります。また。若年層を意識した商品構成にもなっています。
 
終身医療保険、定期保険(死亡保険)、終身がん保険など、さまざまな商品を取りそろえていますので、詳しく知りたい方は各社ホームページをご覧ください。
 

3.持病を持った人でも加入しやすい

持病や既往症のある方は、対面での保険加入をちゅうちょするのではないでしょうか。ネット生保の医療保険などには引受基準緩和型もあるので、持病や既往症のある方でも加入しやすくなっています。
 
ただし、誰でも必ず加入できるわけではありませんので、詳しくは各社に直接お問い合わせください。
 

4.自分のペースで加入できる

対面で加入する場合、営業担当と会って契約書を書く日などの調整が必要です。また、場合によっては、営業担当に契約をせかされることもあるかもしれません。ネット生保なら自分のペースでいつでも申し込みができます。
 

ネット生保のデメリット

 

1.商品の種類が少ない

ネット生保で加入できる商品は限られています。各社のホームページを見てみると、全体的に医療保険やがん保険などの第三分野の商品が多い傾向にあります。
 
また、死亡保険は終身保険よりも掛け捨ての定期保険が目立ちます。年金保険や学資保険などの貯蓄型保険は扱っていません。そのため、ネット生保のみでライフステージごとのリスクに対応はできません。
 

2.自分で商品を選択しなければならない

ネット生保では不明な点や分からないことがあったとき、営業担当がいないので、商品の内容など、自分で調べなければいけません。また、保険金額・保険期間も自分で決めなければなりません。
 

3.加入手続きをすべて自分で行わなければならない

対面販売であれば、申込用紙の書き方が分からなくても担当者が対面で丁寧に教えてくれますし、記入漏れや間違いがないかチェックしてくれますので、不安を感じることは少ないかもしれません。
 
一方のネット生保では、手続きをすべて自分で行う必要があります。告知事項をよく理解しないまま回答したり、誤って入力してしまうと、加入できても告知義務違反などに問われ、契約が解除になったり、保険金が支払われないリスクがあります。
 

まとめ

ネット生保に加入する準備として、生命保険種類の基本的な知識、契約にあたっての注意点、契約の流れなど大まかに理解しておくことが大切です。
 
割安な保険料や加入のしやすさから安易に加入すると、あとで自分に合った保険でないことがわかっても事実上解約できないリスクがあります。解約して、新規商品に加入したくとも健康状態によって加入できない場合があるからです。
 
執筆者:新美昌也
ファイナンシャル・プランナー。

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