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40代の平均貯蓄額を調査! みんなどれくらい貯蓄している?

ファイナンシャルフィールド / 2021年10月20日 3時0分

40代の平均貯蓄額を調査! みんなどれくらい貯蓄している?

「自分の貯金額は少ないほうなのかな?」「ほかの人はいったいどれくらい貯めているんだろう?」と気になっていても、貯蓄額といった露骨なお金の話は、親しい間柄でもなかなかしにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。   そこで今回は、40代の平均貯蓄額について解説します。

40代の平均貯蓄額はいくら?

厚生労働省が行った「国民生活基礎調査(2019年)」によると、世帯主が40~49歳の場合、1世帯あたりの平均貯蓄額は「約650万円」でした。
 


(出典:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」)
 
上のグラフを見ると、平均貯蓄額は20代から60代まではずっと上がり続けています。40代は平均650万円の貯蓄がある一方、平均約1000万円の借り入れがあることもわかります。
 
「30~40代」は、住宅ローンを組む方や子育て世帯も多いので支出が増えがちですが、50代ほど収入が上がりきっていない方も多い傾向にあり、「20~30代」や「40~50代」よりも貯蓄額の増え方がゆるやかになっているのかもしれません。
 

「平均」をもっと詳しく見てみよう

「平均貯蓄額650万円」と聞いて「私はそんなに貯金できていない……」と焦ってしまうかもしれません。ただ、気を付けておきたいのは、ここでいう「平均値」は極端に高い数値や低い数値の影響を受けやすいということです。
 
例えば「貯蓄100万円」の人が9人、「貯蓄1億円」の人が1人いたら平均貯蓄は「1090万円」になります。この場合、貯蓄100万円の人にとっては実態と違うと感じるでしょう。
 
先ほどの厚生労働省の統計でも、よく見ると40代の貯蓄額の内訳は以下のようになっています。
 


(出典:厚生労働省「令和元年(2019年)国民生活基礎調査」をもとに筆者作成)
 
「貯蓄がない」と答える世帯が13%存在し、貯蓄が0~500万円未満の世帯が半数以上を占めています。確かに平均値は650万円ですが、実態は比較的二極化しているともいえます。
 
「e-Stat」という政府の統計が見られるサイトでは、この統計のさらに詳細な情報を確認でき、家族構成別、所得別の平均貯蓄額なども調べられます。
 

まとめ:「平均」に惑わされず自分に必要な金額を見極めよう

前述のとおり、厚生労働省が発表した直近の統計によると、40代の平均貯蓄額は「約650万円」でした。ただし、同じ40代でもひとり暮らし・夫婦世帯・子育て世帯といった家族構成や収入、その人のライフプランなどによっても貯蓄額はさまざまです。もちろん必要な金額も違うでしょう。
 
平均値は簡単に調べられますが、環境も価値観も違う「ほかの人」がどうかを気にして一喜一憂するよりも、「自分の場合はいくら必要なのか、いくら足りないのか、どうすれば用意できるのか」を考えることに時間を割くのがおすすめです。
 
出典
厚生労働省「国民生活基礎調査の概要」2019年
結果の概要 II 各種世帯の所得等の状況 5貯蓄、借入金の状況

e-Stat「国民生活基礎調査 / 令和元年国民生活基礎調査 / 所得・貯蓄」
 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表

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