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コロナ禍の運動会、保護者は賛成?反対? 開催してほしい保育園のイベントは?

ファイナンシャルフィールド / 2021年10月24日 3時30分

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昨年はやむなく中止になった運動会もありましたが、今年は感染対策を行ったうえで開催に踏み切る保育施設が多いようです。保護者としてはいろいろ不安が尽きないものですが、運動会開催の賛否はどのようになっているのでしょうか。   まずは、千株式会社が発表した、「コロナ禍における運動会開催に関するパパママ意識調査」の結果(※1)を見てみましょう。

およそ6、7割の保育施設が運動会を開催!保護者が望むイベントは運動会と●●

この調査は、保育園などの保育施設に通う子どもを持つ親100名を対象に行われたもの。今年の運動会の傾向を見てみましょう。

【緊急事態宣言の延長を受けて運動会の開催予定の変更はありましたか?】

1位:開催するが観覧人数に制限人数が設けられた 36%
2位:中止になった 21%
3位:その他 13%
4位:開催するが日程変更と閲覧人数などに制限がある 10%
5位:延期して開催する 8%
6位:開催するが無観客となった 6%
6位:例年通り変わらず開催する 6%

運動会が中止になったのは、2割ほど。「その他」を除くと、およそ6、7割は開催されたということになります。開催された運動会のうち、ほとんどが何らかの条件付きでの開催になっていることもわかりますね。

【園は工夫して運動会の開催に踏み切っていると感じますか?】

1位:かなりそう思う 75.38%
2位:ややそう思う 18.46%
3位:そう思わない 6.15%

そう思わないと回答した人は、わずか6%ほど。ほとんどの保育施設が、感染対策に工夫をこらしていることがわかります。子どもの成長が見られる運動会は、保護者側としても開催の希望が強いのでしょうか。

【運動会の開催方法の希望を教えてください】

 
1位:保護者の人数制限を設ける、または無観客でも良いので開催してほしい 67%
2位:保護者の人数制限を設けずに開催してほしい 28%
3位:開催しないでほしい 3%

開催に反対の保護者は、わずか3%。多くの保護者は運動会の開催を希望しているようです。ちなみに、保護者が開催してほしいと思う園でのイベントについては以下のようになりました。

【コロナ禍でも感染対策を前提に開催してほしいイベントはありますか?(複数回答)】

1位:入園式、卒園式 85%
2位:運動会 76%
3位:発表会 75%
4位:遠足 57%
5位:お泊り保育 26%

上位5位はこのような結果に。節目となる入園式・卒園式はもちろん、記録に残しておきたい運動会や発表会は子にとっても保護者にとっても欠かせないイベントであるということでしょう。
 

撮影機器を買い足した人は3割以下? 運動会の撮影、カメラよりスマホが多数

子の成長が見られる運動会。撮影する身にも力が入りますよね。一昔前は8mmビデオカメラなどでの撮影も見られましたが、今はどうなっているのでしょうか。
 
次は、株式会社インタースペースが発表した「こそだて家族の運動会調査」結果(※2)を見てみましょう。(対象:末子0~12歳の子どもがいる母親337名)

【運動会を撮影するカメラは?(複数回答)】

1位:スマホのカメラ 82.2%
2位:ビデオカメラ 58.7%
3位:軽量/コンパクトカメラ 27.1%
4位:一眼レフなど本格的なカメラ 20.8%
5位:撮影はしない 2.0%
6位:インスタントカメラ 0.7%

8割を超えて圧倒的だったのが、スマホのカメラでした。動画も静止画もどちらも簡単に撮影できますし、普段使い慣れていることもあって使い勝手がいいのがポイントでしょうか。6割近くの人は、ビデオカメラで撮影しているようです。
 
いっぽうで、静止画のみのコンパクトカメラや一眼レフなどを使用している人は、どちらかというと少数派ということに。写真が趣味で撮り慣れている人以外は使っていないのかもしれませんね。
 
今はスマホでなんでもできてしまう時代ですから、子の成長を記録するためにビデオカメラや本格的なカメラを買い足す人は少ないのかもしれません。
 
実際、「子どもの運動会に向けて家庭でしたこと」を問う質問の回答では、「ビデオカメラを購入した」(16.8%)、「カメラを購入した」(9.6%)となりました。運動会のために撮影機器を買い足す人は、3割にも満たないことがわかります。
 

財布のひももかたくなる? 子どもにかける1ヶ月の日用品費は平均●●円

最後に、子どもにかけるお金について見てみましょう。
 
メディケア生命保険株式会社が発表した調査結果(※3)をチェックしてみます。
(対象:中学生以下の子どもがいる20歳〜49歳のパパ500名・ママ500名)
 

【子どものために1ヶ月あたりかけている費用の平均(日用品)】

・未就学児:5817円
・小学生:4755円
・中学生:4527円

 
未就学児だとオムツ代などもかさむためか、やや高めの金額に。すべてを平均すると5032円という結果になりました。
 
月に5000円も日用品代がかかっているとなると、いくら子どものためとはいえ運動会などのイベントで新たに撮影機器を買い足すのを渋ってしまうのもよくわかりますよね。ちなみに、教育費については以下のとおり。
 

【子どものために1ヶ月あたりかけている費用の平均(教育費)】

・未就学児:1万8078円
・小学生:2万0371円
・中学生:2万3953円

 
ここでいう教育費とは、学費・保育料・習い事・塾などにかかるお金のこと。全体の平均は、2万0799円でした。
 
さらに、「学費保険や将来のための貯蓄」については、未就学児で月1万8997円、小学生で月1万4822円、中学生で月2万1084円という結果に。さまざまな支出を考えると、子どもにかける月額費用はかなりのものになりますね。
 
最近のスマホは画質もいいため、デジタルアルバムなどで残す分にはまったく問題ないといえそうです。子どものためになにかと買い足したい気持ちをぐっとこらえて、今あるもので工夫をこらすのも家計のためには必要なのかもしれません。
 
出典
※1 千株式会社 コロナ禍における運動会開催に関するパパママ意識調査
※2 株式会社インタースペース ママリサ〜いまどきママリサーチ〜「こそだて家族の運動会」調査
※3 メディケア生命保険株式会社 イマドキのパパ・ママのくらしと子育てに関する調査2018
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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