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わが家は借り換えすべき? 住宅ローン借り換えのメリット・デメリット

ファイナンシャルフィールド / 2021年11月23日 10時10分

わが家は借り換えすべき? 住宅ローン借り換えのメリット・デメリット

住宅ローンの負担を抑えたいと思ったとき、「借り換え」も有力な選択肢の1つです。   ただ、借り換えにはメリットだけでなくデメリットや注意しておきたい点もあります。実行する前にプラス面とマイナス面を整理してから判断しましょう。

住宅ローン借り換えのメリット

住宅ローンを借り換えるメリットとして最も大きいのは、「返済負担の軽減」です。
 
今借りているローンより金利が低いもの、条件の良いものに借り換えることで、毎月の返済額を少なくしたり、返済完了までにかかる期間を短くしたり、返済総額を抑えたりできる可能性があります。借り換えに成功して、百万円単位の金額が浮く人も少なくありません。
 
また、借り換えでは新たな金融機関で新たなローンを借りることになります。そのため今の状況に合わせて、もともとの住宅ローンから金利のタイプ(固定か変動か)、返済期間、団信(団体信用生命保険)の内容などを変更することも可能です。
 

住宅ローン借り換えのデメリット

借り換えのデメリットも知っておきましょう。最も大きいのが「手数料がかかる」点です。今までの住宅ローンを終わらせて、新しい住宅ローンを組むことになるため、抵当権の抹消や設定にかかる費用や保証料、事務手数料などが50万円ほどかかることもあります(※1)。
 
そのため、単純に「今のほうが金利が低いから借り換えたほうがおトク」とはなりません。借り換えによっていくら負担が減るのか、いくら手数料がかかるのか、その差額はいくらなのか、利用する金融機関などによって異なりますので、事前にシミュレーションしておく必要があります。
 
よく考えずに借り換えを実行してしまうと、「手数料のほうが高かった」「返済総額が逆に増えてしまった」ということにもなりかねません。こうしたシミュレーションや実際の手続きに手間と時間がかかる点も、デメリットといえるでしょう。
 

住宅ローンの借り換えを検討するときの注意点

借り換えの際は、改めて申し込みをして審査を受けて、それに通過する必要があります。過去に返済が滞った時期があったり、収入が大幅に減ったり、転職したてで勤続年数が極端に短かったりすると、審査に不利になりますので要注意です。
 
また、団信にも新しく加入することになりますが、直近で病気が発覚したり入院したりしていると、健康上の理由から団信への加入を断られてしまう場合があります。
 
もう1点、気を付けておきたいのが「住宅ローン控除」です。例えば住宅ローン控除の対象になっているローンを借り換え、新しいローンの返済完了までの期間が10年未満になった場合、住宅ローン控除を受けられなくなります(※2)。
 

わが家は借り換えすべき? 判断方法

借り換えがおトクになるかは、具体的にシミュレーションしてみないとわかりません。ただ一般的に、以下の基準を満たしていればメリットのほうが大きくなる可能性が高いでしょう。


・残りのローンが1000万円以上
・残りの返済期間が10年以上
・借り換え前と後の金利の差が1%以上

借り換えのシミュレーションは、全国銀行協会、住宅金融支援機構、各金融機関の公式サイトなどでも無料でかんたんに利用できるツールが用意されています。
 
もちろん、借り換えを検討している金融機関に出向くなどして、具体的な数字を出してもらってじっくりと比較することもできるでしょう。
 

まとめ:借り換えは負担減のチャンス!

住宅ローンの借り換えは、うまくいけば住宅ローンの返済額を減らしたり団信を充実させたり大きなメリットがあります。ただ、手間と手数料がかかりますので、必ず事前に試算してから実行するようにしましょう。
 
(※1)
千葉銀行 ホームページ
みちのく銀行 ホームページ
りそな銀行 ホームページ
楽天銀行 ホームページ
 
(※2)
国税庁「No.1233 住宅ローン等の借換えをしたとき」
 
(参考)
イオン銀行 ホームページ
全国銀行協会 ホームページ
住宅金融支援機構「借換えシミュレーション」
 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表

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