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もうすぐ冬のボーナス みんなどのくらいもらっている?

ファイナンシャルフィールド / 2021年11月25日 9時0分

もうすぐ冬のボーナス みんなどのくらいもらっている?

2021年も残すところ約1ヶ月となり、冬のボーナスの季節になりました。新型コロナウイルスの影響などにより、今年はどのくらいボーナスがもらえるのか気になっている方もいるかもしれません。   今回は、産業別に最新のボーナスの平均金額や推移、さらにボーナスの賢い使い方についてチェックしていきましょう。

全産業平均は71万5553 円

一般社団法人労務行政研究所(※)によると、東証1部に上場している208 社を対象にした調査で、2021年年末の賞与の平均額は、71万5553 円となっています。この金額は、前年と比べて、−1.9%となっており、ボーナスは減少傾向が見られました。なお、ここ3年間連続でマイナスとなっています。
 
ボーナスの平均月数は、2.34ヶ月となっており、こちらも、前年に比べ、0.06ヶ月下回っています。調査対象の企業のうち、最低月数は0.75ヶ月、最高月数は3.37ヶ月となっています。
 

ボーナスが高い産業は?

ボーナスの平均金額は、産業によって大きく違います。2021年年末の場合、ボーナスが高かった産業トップ3は以下のとおりとなっています。

1.自動車産業:84万4622円
2.電気機器 :83万6795円
3.陸運   :83万6473円

最もボーナスが高かったのは、自動車産業で84万4622円となっています。逆に最も少なかったのは、商業で57万8367円です。
 
一番ボーナスが高かった自動車産業でも、前年と比べると-5.7%と減少しています。今年は、非鉄・金属や電気機器など、一部の産業を除き、ほとんどの産業でボーナスが減少している傾向が見られました。
 

冬のボーナスの賢い使い方

ボーナスは、ご家庭にとって大切な臨時収入です。約2ヶ月分のお給与をどのように使うのが良いのか、マネープランを立ててみましょう。
 
まず、住宅ローンや車のローンがあるご家庭は、ローンの返済に充てましょう。少しでも負債を減らすことで、払わなければならない金利を減らすことができます。毎月の給与で家計をやりくりできている方の場合は、全額ローンの返済に充ててもよいでしょう。
 
ローンの返済など、すぐにお金を使う予定がない場合は、貯蓄や資産運用に回します。例えば、平均ボーナス金額である約70万円を受け取った場合は、そのうち30万円を貯金に、残りの40万円をつみたてNISAを利用して、資産運用を行ってみましょう。
 
つみたてNISAは、運用で得た利益を20年間非課税とすることができる大変お得な制度です。お得なNISA制度を活用して、資産運用に挑戦してみましょう。
 
一方、まだ資産運用にチャレンジすることが不安な場合は、日本国債など、リスクが少ない商品を購入してみましょう。現在のところ、銀行の普通預金にお金を預けていても、ほとんどお金は増えません。当面使う予定がない場合は、安全資産といわれている国債に投資をして、少しでもお金を増やす工夫をしてみましょう。
 
いかがだったでしょうか。今年は、ボーナスの金額が減ってしまっている方も多いかもしれません。しかし、金額にかかわらず、やはり大切なのは受け取ったボーナスの使い方です。一気にお買い物をしてしまうのではなく、家計を少しでも好循環させる工夫を行いましょう。今回の記事を参考にしながら、負債の返済や資産運用へのチャレンジなど、ボーナスを有効活用させてみてはいかがでしょうか。
 
出典
一般財団法人 労務行政研究所 東証第 1 部上場企業の 2021 年年末賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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