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お年玉は現金で渡す? キャッシュレスで渡す? コロナ禍のお年玉事情

ファイナンシャルフィールド / 2021年11月28日 3時10分

お年玉は現金で渡す? キャッシュレスで渡す? コロナ禍のお年玉事情

新型コロナウイルスの新規感染者数が落ち着きを見せ、今年の年末年始は帰省する人が多そうです。帰省すると親戚の子どもにお年玉をあげることがあると思いますが、お年玉にも近年のキャッシュレス化の影響はあるのでしょうか。   ファイナンシャルアカデミー(本社:東京都千代田区)は、全国の子を持つ男女300名を対象に4年目の調査となる「キャッシュレスとお年玉に関する意識調査」を実施しました(※)。

お年玉のキャッシュレス化については半数が肯定的

お年玉のキャッシュレス化についてどのように思うか尋ねたところ、「とても良いと思う」(16%)、「まあ良いと思う」(38%)と、合わせて54%が「良いと思う」と回答。2019年と比較すると20%増となっています。政府によるキャッシュレス化推進施策や、コロナ禍による非接触のニーズの高まり等で、急速にキャッシュレス化が進展しています。こういった状況が、お年玉のキャッシュレス化の容認に影響していると思われます。
 
お年玉のキャッシュレス化を良いと思うと答えた人に、その理由を尋ねたところ、支払いがスムーズ、現金を持たなくても良いといった「便利さ」と答えた人が72人となり、前回調査の42人から大幅に増えました。次いで「時代にあっている」(12人)、「コロナ対策」(10人)となりました。
 
一方、反対派からは「お金のありがたみ、価値がわからない」という理由が49人と最も多く、「現金のほうが実感がわく、嬉しい」が25人と、現金の方がありがたい、実感があるということを挙げる人が多くみられました。また、「セキュリティが不安」(6人)という声も寄せられました。
 

キャッシュレスでお年玉をあげる人は1割にとどまる

それでは2022年のお正月、親戚の子ども等含めて子どもにお年玉をどのようにあげるのかと聞いたところ、「現金であげる」が75%で、「キャッシュレスであげる」は、10%にとどまりました。キャッシュレスであげるという人は、2019年4%、2020年7%、2021年9%と増加傾向ではあるものの、まだ少数派のようです。
 
お年玉をキャッシュレスであげると回答した人に理由を尋ねると、「お年玉をあげる側が便利だから」「お年玉をもらう側が便利だから」がトップ2となりました。
 
キャッシュレスでお年玉をどのような手段であげるか聞くと、「スマホQR決済 (PayPay・LINE Payなど)」が圧倒的に多い結果となりました。QR決済の送金機能を利用し、お年玉として送金していると思われます。もしかしたら、もらう側の子どものほうがキャッシュレスに慣れているかもしれませんね。
 

キャッシュレス社会では、子どもへの金融経済教育がさらに重要に

キャッシュレス社会になると、金融経済教育のあり方がさらに重要になると思うか聞いたところ、81%が「そう思う」と回答しました。
 
また、2022年4月に施行予定の「成人年齢の18歳引き下げ」に伴う「未成年者のクレジットカード所有」についても意見を聞きました。その結果、賛成派は27%であるのに対し48%の親は未成年がクレジットカードを持つことに対して否定的でした。子どものカード使用には「使いすぎやトラブルが心配」「まだ早い」と心配しているようです。賛成派からは「良い勉強になる」「時代の流れだと思う」といった声が寄せられました。
 
お年玉は、多くの子どもにとって、まとまったお金を手にする年に一度の機会でしょう。お金をどう使うか、子どもと話し合い、正しい金銭感覚が身につくようにしたいですね。
 
※日本ファイナンシャルアカデミー株式会社 2022年のお年玉事情。「キャッシュレスのお年玉」に過半数の親が賛成
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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