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発酵食品への支出が増えている? みんなはどんなものを食べているの?

ファイナンシャルフィールド / 2021年12月3日 3時0分

発酵食品への支出が増えている? みんなはどんなものを食べているの?

日本人が昔から食べている味噌や醤油、納豆、ぬか漬け、さらに、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品は、腸内環境を整え、健康によいとされています。   マイボイスコム株式会社(東京都千代田区)は、『発酵食品』に関するインターネット調査を実施し、1万295件の回答を集めました(※1)。 みんなは発酵食品を意識して摂っているのでしょうか?どんな発酵食品が好まれているのでしょうか?早速結果を見ていきましょう。

発酵食品に関心がある人は6割以上。女性の方が関心が高い

発酵食品に関心があるか聞いたところ、「関心がある」(28.1%)、「やや関心がある」(36.1%)を合わせて64.2%となりました。女性や年齢が高い人で関心がある人が多くなっています。しかし10〜20代の男性では、関心がない人の方が多いようです。
 
発酵食品であることを知っていたものは、「納豆」「味噌」が9割台、「ヨーグルト」「チーズ」「醤油」「キムチ」が8割台です。「くず餅」「ナタデココ」「ドライソーセージ」「生ハム」などは発酵食品であることを知らない人が多いです。「塩麹」「漬物、ぬか漬け」「キムチ」「ザワークラウト」「発酵バター」「サワークリーム」「甘酒」など、女性の年齢が高い層で発酵食品であることの認知が高くなっています。
 

45%が普段から意識して発酵食品を摂取

普段飲食している発酵食品を聞いたところ、「味噌」「醤油」が各9割弱、「納豆」「ヨーグルト」「チーズ」が7割台です。女性では「塩麹」「豆板醤」「酢」「本みりん」などの調味料や「甘酒」「紅茶」「ヨーグルト」「チーズ」などを普段から飲食している人が多く、男性では「ビール」を飲んでいる人が多いようです(ビールは発酵食品に分類されるのです)。
 
また、45%が普段の食事に発酵食品を意識して取り入れていると回答。女性や年齢の高い人では摂取している人が多く、男性70代や女性60〜70代では6~7割となっています。
 
発酵食品を利用している人が、健康のために意識して摂取している発酵食品は、「納豆」が59.8%と最も多く、次いで「ヨーグルト」(53.7%)、「味噌」(32.1%)、「チーズ」(27.0%)となっています。女性では、「味噌」「ヨーグルト」「チーズ」の比率が高くなっています。
 
総務省統計局の家計調査によると、2020年の平均支出金額は「納豆」が4654 円(2019年:4238円)、「ヨーグルト」が1万4000 円(同1万3157円)、「味噌」が2269 円(同2200円)、「チーズ」が6788 円(同6044 円)で、いずれも2019年より増えていることがわかりました(※2、3)。コロナ禍で、健康づくりを意識して発酵食品の摂取を心がけた人が増えたのかもしれませんね。
 

発酵食品に期待する効果は、整腸作用や免疫力アップ

発酵食品を摂取するきっかけや理由を聞いたところ、「健康によい」が68.3%、「おいしい」が55.7%、「手軽に摂取できる」が37.1%、「保存がきく」が21.3%でした。「健康によい」「手軽に摂取できる」と答えた人は女性や年齢の高い層で多く、「保存がきく」「テレビ番組や新聞・雑誌などでよいと言っていた」という人は年齢の高い層で多くなっています。
 
発酵食品に期待する効果を聞いたところ、「整腸作用」が53.2%と最も多く、以下は「免疫力向上」(46.0%)、「栄養価が高まる」(36.7%)、「うま味成分が高まる」(36.6%)となっています。「美肌効果」は女性で特に高くなっています。
 
これから寒くなり、風邪をひくなど体調を崩しがちになります。発酵食品をうまく取り入れて、健康に冬を過ごしたいですね。
 
※1:マイボイスコム株式会社【発酵食品に関する調査】
※2:総務省統計局家計調査 2020年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格
※3:総務省統計局家計調査 2019年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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