不安に感じていることのトップは「老後の生活や年金」最近1年で不安を感じた事件や事故は?
ファイナンシャルフィールド / 2021年12月19日 4時30分
新型コロナウイルスもまだまだ不安が残りますが、近年では地震の頻発や台風や豪雨による被害など、何かと不安なことが多いです。 セコム株式会社(本社:東京都渋谷区)は、全国の20代以上男女500名を対象に、「日本人の不安に関する意識調査」を実施しました(※1)。
何かに不安を感じている人は7割。老後や健康などが最も不安
最近、何かに不安を感じていることはあるか聞いたところ、「感じている」(28.4%)、「どちらかといえば感じている」(43.4%)合わせて71.8%が不安を感じていると回答。調査開始から10年連続で、7割以上の人が不安を感じていることがわかりました。
特に男性50代(80.0%)、女性20代(86.0%)、30代(88.0%)に不安を感じている人が多いようです。
最も不安に感じていることの1位は「老後の生活や年金」(25.6%)で、2位「身体の健康」(23.7%)、3位「心の健康」(14.5%)となり、昨年1位だった「感染症の拡大(新型コロナウイルス)」(12.8%)は4位でした。
7割が治安悪化を不安視しているものの、7割近くが防犯対策をしていない
今後、治安悪化や犯罪増加の可能性があると思うかと尋ねたところ、「そのように思う」(12.2%)、「どちらかといえばそのように思う」(57.8%)と、全体で70.0%が治安悪化を不安視していることがわかりました。
男性では64.0%、女性では76.0%で女性の方が特に不安を感じているようです。年代別で見ると、男性40代が80.0%と懸念している人の割合が最も多く、女性20代、30代、60代以上がいずれも78.0%で、それに次ぐ結果となりました。
一方で、男性30代では犯罪増加を懸念している人は44.0%で、すべての性年代で唯一50%を割っていることがわかりました。
防犯対策をしているかどうか聞いたところ、「防犯対策をしていない」人は66.0%で、昨年よりも増加しています。男性50代で「防犯対策をしていない」という人は78.0%に上る一方、女性40代は防犯意識が最も高く42.0%が何らかの対策を講じていることがわかりました。
防犯対策をしない理由を聞いたところ、「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから」が54.4%で、昨年に続いて最も多い結果となりました。次いで「費用がかかるから」(21.5%)、「住んでいる地域が安全だから」(17.9%)、「対策のための手続きや準備が面倒だから」(17.3%)が続きました。
最近1年で不安を感じたのは「新型コロナウイルス」「自然災害」のほか「犯罪に巻き込まれること」
最近1年間で不安を感じた事件・事故を聞いたところ、やはり1位は「新型コロナウイルス感染症の拡大」(44.8%)で、2位は「台風や暴風・豪雨・ゲリラ豪雨などによる土砂災害」(35.8%)、3位「地震・津波による被害」(34.6%)となり、近年頻発する自然災害や異常気象への不安を挙げる人が多く見られました。
また、「無差別の通り魔事件」(20.4%)や「空き巣などの住居侵入」(19.8%)といった犯罪に巻き込まれることを恐れる人も2割ほどいることがわかりました。
ちなみに、ウーマンリサーチ(株式会社こどもりびんぐ)が実施した「ホームセキュリティサービス」についての調査結果によると(※2)、ホームセキュリティサービスを利用したことがある人は10.6%にとどまりました。
しかしながら、利用したことのない人のうち54.7%が関心を持っていることがわかりました。利用しているサービスで最も多いのは「一戸建ての防犯」(44.2%)で、「長期不在、空き家管理」(17.4%)、「子ども見守り」(12.8%)が続きました。
月額利用料は「5000円未満」が51.2%、「5000円~10000円未満」が36.0%という結果になりました。
東日本大震災以降、日本各地で震度5程度の地震が頻繁に起こったり、洪水や土砂災害も毎年のように起こっています。最近では電車内での傷害事件も起こっており、いつなんどき自分も事件に巻き込まれるかもしれないという不安を抱いてしまいます。
自然災害への不安には、保険に入ったり、非常食などをそろえておく等の対策をしておくといいでしょう。また、空き巣などの不安には、ホームセキュリティへの加入などを検討してみてはいかがでしょう。
※1:セコム株式会社―第10回「日本人の不安に関する意識調査」
※2:株式会社こどもりびんぐ 女性が選ぶ「ホームセキュリティサービスランキング」 利用率第1位は「セコム」、総合満足度第1位は「ALSOK」、価格満足度第1位は「大阪ガスセキュリティサービス」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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