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おせちにどれくらいかけているの? みんなの平均価格は?

ファイナンシャルフィールド / 2021年12月17日 23時40分

おせちにどれくらいかけているの? みんなの平均価格は?

お正月の定番メニューであるおせちですが、近年では有名なレストランなどで作った物を購入するケースが増えています。手間のかかるおせちを手軽に楽しめる一方、種類によって価格が異なるのも事実です。   ここでは金額によるおせちの違いや購入する際の平均価格についてお伝えします。

おせちに関する考え方の変化

おせちは古来、季節の変わり目に食べる特別なごちそうでした。時代が進むにつれて、現在のような「お正月に五穀豊穣や家内安全などを願う意味で食べるごちそう」という形になり、それぞれの料理にはおめでたい意味が込められています。
 
家族の幸せを願うための料理なので、自分で作るのが正しい作法とされていますが、一方で幾つもの料理をまとめて作ることから非常に手間がかかるのも事実です。そのため、近年ではすでにでき上がっているおせちをお店から購入するケースが主流です。
 
また、レストランや料亭などが予約を受け付け、お正月になったら届けるサービスも増えています。
 
近代化に伴い、人々の生活様式や価値観が多様化しました。おせちに対する考え方も同様であり、現在では一年の初めにつまむ、いつもとは異なる豪華な食事というイメージが広まっています。
 
おせちの作りも古くから親しまれている和風に限らず、洋風や中華などのアレンジが施された物が少なくありません。縁起が良い特別な料理としての意味は薄れ、いつもよりも華やかな雰囲気のある料理と認識されているのが実情です。
 

価格は食材やブランドで決まる

ひと口におせちといってもその形は多彩です。幾つもの重箱に分けた物や、オードブルのように大きな皿に盛り付けた物などさまざまです。
 
価格も大きな違いがありますが、基本的に高級食材を使っている物や有名な飲食店が手掛けた物は高額といえるでしょう。かずのこやイクラ、アワビなど希少性の高い食材をふんだんに使っているおせちは価格も高くなります。
 
また、老舗の料亭や有名シェフが在籍するレストランなど、おせちを作る飲食店のブランドが価格を決めるケースも少なくありません。
 

リーズナブルなおせちの魅力

おせちは高級品ばかりではなく、安価で購入できる物もあります。いつもの食事より少しだけ豪華な雰囲気を楽しむならリーズナブルな価格設定のおせちが適しているといえるでしょう。
 
ブランドによる付加価値がない分、安く購入することができます。風味や品質にはほとんど差はないので、出費を抑えながらおいしく食べることが可能です。
 

高齢者ほどおせちを特別視する傾向が強い

おせちの平均価格は約2万円です。これは高級おせちとリーズナブルなおせちの差が大きく開いていることに関係しています。高級おせちは飲食店のブランドも付加価値になっていることから、10万円に達する物も少なくありません。
 
このような高級おせちは富裕層の他、60代以上の高齢者に需要があります。高齢者ほど古くから続く慣習を重視する傾向があるため、おせちも一年の最初に食べる特別な料理と特別視しているのです。
 
反面、30代以下の若年層は少し豪華な食事というイメージを抱いていることから、3千円から高くても1万円程度のリーズナブルなおせちを選ぶケースが多数です。また、おせちそのものを購入しないケースも少なくありません。
 
生活様式が変わり、価値観も多様化したことから一年の節目というものを特別視しなくなったといえるでしょう。
 

高級化と低価格化の両極に分かれているのが実情

お正月にたべるおせちは一年の初めの料理であることから特別視される傾向にあります。特に高齢者は古くから続く儀礼や慣習にこだわる傾向があるため、おせちも豪華で高級な料理というイメージを抱いているのです。
 
一方で若い世代はおせちへの強いこだわりはなく、いつもの食事より少し高い程度の認識といえます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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