初めての資産運用 運用期間1ヶ月でどのくらい儲かった?
ファイナンシャルフィールド / 2021年12月23日 11時20分
今までに資産運用を一度もしたことがない場合、「投資をすると、どのくらいもうかるのか?」というイメージがつかない方もいることでしょう。今回は、実際に証券会社で口座を開設し、投資信託を運用したときの運用資産の値動きが、どのように変化したのか見ていきましょう。
口座開設はネット証券で、NISAを活用
資産運用を始める場合は、まず証券会社で口座を開設する必要があります。特にこだわりがないなら証券会社は手数料が安く、取扱商品が多いSBI証券か楽天証券を選ぶと良いでしょう。
そして、投資で得た利益を非課税とすることができるNISA(少額投資非課税制度)を活用するのがおすすめです。NISAには、年間120万円まで最大5年間非課税となる一般NISAと、年間40万円まで最大20年間非課税となるつみたてNISAがありますが、
少額からの投資に初めてチャレンジする方の場合は、長期・積立・分散投資に適したつみたてNISAで始めるといいでしょう。
信託報酬が低いインデックスファンドに投資
投資信託は、信託報酬と呼ばれる手数料が安い商品を選びましょう。また、長期的にゆっくりお金を増やしたい場合は、インデックスファンドなら商品の仕組みが分かりやすく、簡単に分散投資を行うことができます。
例えば、日本国内の大手企業に投資をしたい場合、日経225(日経平均株価)に連動するインデックスファンドや、東証株価指数に連動するインデックスファンドを購入するといいでしょう。外国の投資信託を買いたい場合は、例えば米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動するファンドが選択肢となります。
全世界インデックスファンドに投資した場合
では、実際に購入したインデックス投資信託を購入が、どのような値動きをしたのか見ていきます。今回は楽天証券のNISA口座を利用して、以下の内容で投資を行いました。
証券会社:楽天証券
購入商品:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
手数料:信託報酬0.1144%
約定日:2021年9月27日
単価:1万5735円
数量:2万9133
受渡金額:4万5840円
購入した商品は、日本を含む先進国と新興国に投資をしているインデックス投資信託で、1つの商品で世界中の国に分散投資が可能です。また、信託報酬も低めに設定されているため、安心して投資を行うことができます。
2021年9月27日に購入手続きを行い、約1ヶ月後である2021年10月27日の単価は1万6569円、約2ヶ月後の2021年11月26日は1万6787円となりその時点では生ました。運用開始から2ヶ月では、損益率プラス約7%という高水準で運用できたことになります。
ただし投資なので、売却のタイミングによっては損をする可能性もありますし、今回のように2ヶ月という短期間では利益を上げることが難しいケースもあります。
今回は「偶然、運が良かっただけ」とも考えられますが、運用で利益を上げることができるかどうかは、投資を始めてみなければ分かりません。
まずは手数料が低いインデックス投資信託を少額から購入してみると、運用は簡単な手続きで行える点や、利益が出ると長期投資への意欲が高まることなど、実際に始めてみて分かることも多いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。なかなか投資に踏み切ることができない方でも、「取りあえずやってみる」ことが大切です。あまり難しく考えず、まずは今回ご紹介した内容を参考にしながら、少額で資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
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