2022年1月からゆうちょ銀行の手数料が改定。値上げされるサービスとは?
ファイナンシャルフィールド / 2022年1月12日 3時10分
![2022年1月からゆうちょ銀行の手数料が改定。値上げされるサービスとは?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_126177_0-small.jpg)
2021年7月、ゆうちょ銀行より、2022年の1月からサービスにかかる手数料を改定する旨の発表がありました。この改定によって、値上げされるサービスには具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
ATM利用に関する改定
現在、ゆうちょ銀行のATM以外でも提携ATMを利用して預け入れや引き出しを行うことができますが、これらの手数料が改定されることとなりました。
■ローソン銀行ATM、イーネットATM
ローソン銀行ATMやイーネットATMを利用して、預け入れや引き出しを行うことができます。このATM利用手数料が今後改定されます。具体的な内容は以下のとおりです。
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ローソン銀行およびイーネット以外のATMの手数料については、今回の改定では対象になっていません。ただし、セブン銀行ATMは、2023年4月に手数料の改定が予定されています。
■ゆうちょ ATM
ゆうちょATMでの預け入れ、そして引き出しについては、現在無料で利用できます。しかし、2022年1月以降は手数料が発生することになりました。
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郵便局およびゆうちょ銀行に設置している ATM は、これまでどおり全時間帯無料で利用できます。
■ATM 硬貨預払料金の新設
ゆうちょATMでの預け入れや払い戻しに硬貨を伴う場合、硬貨の枚数に応じた硬貨預払料金が発生します。詳細は以下のとおりです。
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払い込みサービス・硬貨取り扱い
また、払い込みサービスにおいて現金を利用する際の手数料が新設されるほか、窓口で硬貨を取り扱う場合の料金も新設されることになりました。
■払い込みサービスを現金で利用する場合
窓口や ATM における各種払込サービスの利用において、現金で支払う場合には、1 件ごとに料金 110 円が加算されます。
「払込料金加入者負担」(料金受取人負担)の払込取扱票による払い込みなど、受取人が払込料金を負担する場合であっても、加算料金は払込人の負担となる点に注意が必要です。ただし、通帳またはキャッシュカードを利用して、口座から支払う場合はこれまでの料金に変更はありません。
■硬貨取扱料金の新設
預け入れや払い込みなどの各種手続きの際に、窓口に硬貨を持ち込む場合、その硬貨の枚数に応じた料金がかかります。
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ただし、義援金のみの払い込みの場合は対象外です。
■金種指定料金の新設
窓口での貯金の払い戻しなど各種手続きにおいて、硬貨や紙幣の種類や枚数を指定する場合は、指定後の持ち帰り合計枚数に応じた料金がかかります。詳細は以下のとおりです。
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ただし、新券でない1万円札は、持ち帰り合計枚数に含まれません。
まとめ
これらの改定は2022年1月17日(月)より適用されます。これまでどおり手数料が変わらないサービスもありますが、提携ATMなどを頻繁に利用していた方は手数料の値上げなどは要注意です。
また、今回紹介した内容は2022年1月から適用されるものですが、さらに2022年2月より、普通為替や定額小為替などの再交付に対して料金が発生する予定となっています。併せて、貯金残高証明書や為替の発行、小切手帳の交付などの料金が改定され、これまでと比べ2倍程度になる点にも注意が必要です。
ゆうちょ銀行を利用するメリットとして、日本国内のいたる所にゆうちょATMがあり、時間に関係なく手数料無料で引き出しができる点が挙げられていましたが、今後は利用するATMや時間帯にも注意する必要がありそうです。
ATMを利用するなら、できるだけ郵便局内に設定されているATMを利用するほか、別の金融機関に乗り換えるといった対策も今後は必要となるでしょう。ゆうちょ銀行をメインに利用している人にとっては、切実な問題になってくるといえそうです。
出典
(※)ゆうちょ銀行 ホームページ
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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