ワーケーションの予算はいくら? デメリットだと思うことは?
ファイナンシャルフィールド / 2022年1月19日 0時0分
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ここ数年で、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を同時に行うワーケーションという概念が広まりつつあります。 仕事の合間に休暇を取るのか、休暇の合間に仕事をするのか、その割合は人それぞれ。 たとえば大自然に囲まれた温泉旅館で景色を楽しみながらリモートワークを行い、夜は温泉と美味を堪能……といったものがワーケーションの一例です。 リモートワークが浸透しているいま、ワーケーションの実態はどうなっているのでしょうか。株式会社ガイアックスが発表したリモートワーク・ワーケーションに関するアンケート調査の結果(※)を見てみましょう。
ワーケーションは仕事メイン? 休暇メイン?
この調査は、リモートワークが可能な人(359件)を対象に行われました。ワーケーションにおいて、仕事と休暇の割合はどれくらいが理想的とされているのでしょうか。
1位:仕事が6〜7割 37.3%
2位:仕事と休暇が半分程度 27.6%
3位:場合による/適宜選択したい 12.9%
4位:仕事が8割以上 10.5%
5位:休暇が6〜7割 8.1%
6位:休暇が8割以上 3.7%
仕事が6割以上と回答した人が47.8%。およそ半数の人が、ワーケーションは休暇より仕事がメインと考えていることがわかります。ワーケーションという名目で旅行に行くのであれば、しっかり成果を上げたいということなのかもしれません。
仕事メイン・休暇メインでは、一緒にワーケーションに行く人数も変わるのでしょうか。
1位:一人 252人
2位:家族 122人
3位:同僚 115人
4位:友人・恋人 100人
1位:家族 213人
2位:一人 203人
3位:友人・恋人 133人
4位:同僚 70人
仕事メインの場合は、圧倒的に単身が多い結果に。集中して仕事をしたいという人が多いようです。一方で休暇メインの場合は、僅差で家族が1位に。
家族とともに休暇を楽しみつつ仕事をする、または一人旅のついでに仕事をするという人が多いようです。
仕事メインと休暇メインで予算はどれくらい違う?
リモートワークといっても、自宅でするのとワーケーションでするのでは、費用に大きな差が出ます。1回のワーケーションの予算はどのようになっているのでしょうか。
1位:1万1円〜2万円未満 120人
2位:2万1円〜5万円未満 107人
3位:5001円〜1万円未満 81人
4位:特に決めていない 37人
5位:5万1円〜10万円未満 27人
6位:10万1円以上 9人
1位:2万1円〜5万円未満 128人
2位:10,001円〜20,000円未満 110人
3位:5万1円〜10万円未満 46人
4位:5001円〜1万円未満 45人
5位:特に決めていない 43人
6位:10万1円以上 9人
このように見ると、仕事メインの場合は半数以上の人が2万円未満に抑えたいと回答。休暇メインの場合は、およそ6割の人が2万円以上の予算を組んでいることがわかります。
仕事メインの人は単身でサクっと済ませ、休暇メインの人は家族連れでしっかり休暇を満喫するとなると、やはり予算に違いが出るのも当然といえそうです。
ワーケーションへの希望や不満は? やはりネックは「費用」にアリ
最後に、ワーケーションに希望することや不満について見てみましょう。ワーケーションをするなら平日と休日どちらが人気なのでしょうか。
1位:休日+平日 200人
2位:平日のみ 188人
3位:休日 24人
1位:休日+平日 296人
2位:平日のみ 87人
3位:休日 27人
順位はどちらも同じ結果に。仕事メインの人も休暇メインの人も、休日だけを使ってワーケーションをすることは望んでいないようです。
仕事メインでは「休日+平日」もしくは「平日」を希望する人が多く、休暇メインであれば「休日+平日」を希望する人が多いという傾向が見えました。
「どのくらいの期間行きたいですか?」という質問については、仕事メインの場合「4泊以下」がおよそ6割、休暇メインの場合は「5泊以上」と「5泊未満」がおよそ半数ずつと拮抗する結果に。仕事メインの人は短期間で、休暇メインの人は長期間でワーケーションを行いたいようです。
仕事もできて休暇も取れていいこと尽くしのワーケーションですが、不満や課題はどのようになっているのでしょうか。
1位:費用がかかる 約240人
2位:職場との調整が難しい 約130人
3位:仕事環境が整ったワーケーション先がない、見つけづらい 約125人
デメリットTOP3はこのような結果に。ダントツで多かったのが、「費用がかかる」という回答でした。
たしかに自宅で仕事をするのと違って、交通費や宿泊費、そのた諸々がかかるもの。なんだかんだで尻込みしている人も少なくないのかもしれません。
なかなか大人数で旅行に行くのも難しい時期。せめてワーケーションを銘打って仕事をしつつリフレッシュしたいものですね。
※株式会社ガイアックス 【ワーケーション実態調査】約47.8%が「バケーション」だけではなく「ワーク」も重視し旅先選定
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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