1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

高卒と大学院卒では生涯年収にどれくらい差が生まれる?

ファイナンシャルフィールド / 2022年1月27日 0時0分

高卒と大学院卒では生涯年収にどれくらい差が生まれる?

ひと昔前は高卒の人も一定数いましたが、今では多くの人が大学を卒業しており、さらには大学院卒の人も年々増えています。その理由の1つとして、高卒と大学卒、大学院卒では大きく生涯年収が異なることがあげられます。   そこで今回は、いったいどれくらい生涯年収が異なるのか説明していきます。

高卒と大学院卒の初任給について

高卒に比べると大学院卒のほうが、初任給は高くなります。その差は、平成30年度の男女合計のデータで見ると約7万円です。大学院卒の初任給が高い理由は、多くの会社が学歴は努力・忍耐力につながっていると考えるためです。大学院を卒業するということは、きちんと必要な単位を取っていることになり、長時間の授業をしっかり受けていることも分かります。その力が評価されるのです。
 
もちろん、高卒の人の中にも、努力をしていたが家庭の事情などで、大学・大学院に行けなかった人がいるでしょう。しかし、今の日本は以前と同様に学歴を重視する傾向にあり、一般的に大学卒・大学院卒の人を努力した人と評価するのです。
 
さらに、大学院では、多くのことを学べることも初任給が高い理由の1つです。大学院の学びによって専門的な知識から幅広い分野まで多くの知識を持っていると、会社側はみなすのです。
 

高卒と大学院卒の生涯年収について

生涯年収とは、人が一生を通して得ることができる賃金の合計を指します。一般的には、新社会人から定年の期間において稼ぐことができる賃金の累積のことをいいます。
 
厚生労働省の平成30年度のデータをみると、男性の場合は高卒と大学院卒で約4600万円の差があり、女性の場合は5600万円の差があることが分かります。非常に差があり、まさに日本は学歴社会であることが見て取れるでしょう。さらに男女平等を目指すと国がいっているものの、まだまだ男女の年収の差があり、今後の課題となっています。
 

高卒の人が生涯年収をアップさせるには

いくら今の日本は学歴を重視する社会であるとはいえ、高卒、つまり生まれて18年で生涯年収が低いという事実を変えられないのはあまりにふびんです。そこで、高卒の人でも年収を上げることができるコツを紹介していきます。
 
まず1つ目の方法として、資格を取得することが挙げられます。資格を持っていればそれが自己PRにもなりますし、場合によっては資格に関する仕事を任せられるようになり、結果として信用を得て年収が上がります。また、資格が必要な仕事を選択すれば、学歴関係なく評価してもらえる場合もあります。
 
次に2つ目は、学歴を重視した企業ではなく、成果主義の企業を選択することです。これは、高卒でも自分に実力があると考えている人におすすめします。ベンチャー企業や外資系の企業は、実力があればきちんと評価をしてくれるため、結果として年収アップにつながります。また、これらの企業は、年功序列制を導入していないところが多いです。
 
3つ目は、そもそも給料が高い業種を選べば良いということです。はじめは、大学卒や大学院卒の人よりも大幅に給料が低いですが、給料が高い業種はもともと給与の基準値も高いため、多くの収入を得ることができるチャンスです。
 
また、給料が高い業種は、IT・医療・コンサルティングなどを確認しましょう。ただし、最近ではブラック企業といった問題も出てきています。安易に仕事を決めるのではなく、口コミサイトやSNS、ホームページなどから詳細や評判をよくチェックしましょう。
 

高卒でも高収入を得ることが可能

現在の日本は、学歴重視で評価する会社・企業が多くなっています。そのため、高卒と大学院卒では生涯年収の差が大きいことは明白です。高卒の人は、経験値が少なく知識量も乏しいと思われがちで、その結果評価されず年収が低くなってしまうことも多いでしょう。
 
しかし、方法によっては高卒でも多くの収入を得ることができます。高卒でも生涯年収をアップさせるなら、資格を取得したり、給与の高い会社への転職を検討するのも良いでしょう。
 
【出典】
厚生労働省平成30年賃金構造基本統計調査の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください