過去の年金保険料の納付や免除が知りたい。どうやって調べればいいの?
ファイナンシャルフィールド / 2022年1月27日 9時0分
![過去の年金保険料の納付や免除が知りたい。どうやって調べればいいの?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_128019_0-small.jpg)
過去に国民年金を自分で納付していた人や、免除を受けていた人のなかには、今の自分の年金記録を知りたいと考える人もいるでしょう。本記事では、ねんきんネットを使った年金記録や免除期間の確認方法や、ねんきんネット以外の確認方法を紹介します。 年金記録は、将来受け取れる年金額に大きく関わってくる大切な記録です。早いうちに、正しい確認方法を知っておきましょう。
ねんきんネットを使った年金記録の確認方法
年金記録や免除期間を確認する方法の1つに、ねんきんネットがあります。ねんきんネットなら、24時間いつでも、パソコンやスマホを使って確認できるのでとても便利です。
ただし、ねんきんネットは利用するためには登録が必要です。ねんきんネットのホームページから「新規登録」ができますので、始める前に登録を済ませておきましょう。
ねんきんネットでできること
ねんきんネットは、インターネット上で自分の年金情報を確認できるサービスです。年金記録や免除期間の確認以外にも、下記の利用ができます。
●年金記録の確認
●将来の年金見込額の確認
●年金の支払いに関する通知書の確認
●電子版「ねんきん定期便」や「被保険者記録照会回答票」の確認
●各種届の作成・印刷
●源泉徴収票・社会保険料控除証明書などの再交付申請
●持ち主不明の年金記録の検索
毎年送られてくる「ねんきん定期便」も、電子版の確認が可能であり、各種届の作成や印刷もできます。
年金記録の確認方法
年金記録は、下記の流れで確認できます。ここでは、ねんきんネットの新規登録は、すでに終わっていることを前提に解説します。
1.ねんきんネットにログインする
2.トップページにある「年金記録を確認する」をクリックする
3.「1.年金記録の一覧表示」をクリック
4.これまでの年金記録が表示される
一覧のなかで、国民年金保険料を納付していない期間や、厚生年金保険の標準報酬月額が変わったところなどは、アイコンでわかりやすく表示しています。クリックして、内容をしっかりと確認しましょう。
また、「月別の年金記録の情報」をクリックすれば、国民年金なのか厚生年金なのかも一目見てわかるようになっています。
免除期間の確認方法
次に、免除期間の確認方法を見ていきましょう。
1.ねんきんネットにログインする
2.トップページにある「年金記録を確認する」をクリックする
3.「詳細な年金記録を確認する」から、「国民年金保険料の納付・後払い(追納)が可能な月数と金額を確認する」をクリックする
4.納付可能期間、学特・猶予期間、免除期間の納付可能月数が確認できる
「国民年金保険料の納付・後払い(追納)が可能な月数と金額を確認する」では、国民年金保険料や付加保険料の月別納付状況や、納付・追納ができる月数・金額が確認できます。
支払いが可能なものがあれば、一覧に表示されますので、内容を確認しましょう。
ねんきんネット以外の確認方法
インターネットの操作が苦手で、ねんきんネットの登録方法がわからない人もいるでしょう。インターネット以外の方法で年金記録の確認がしたい人は、年金事務所や年金相談センターに「来訪相談の予約」をしましょう。
予約は、平日月曜日~金曜日の8:30~17:15まで下記の電話番号で受け付けています。
・予約受付:0570-05-4890(03-6631-7521)
来訪相談は当日の予約は受け付けていませんので、前日までに電話をしましょう。
また、相談の際には「基礎年金番号」がわかるものを用意してください。
ねんきんネットを活用しよう
ねんきんネットに登録すれば、年金記録や免除・猶予期間などの確認以外にも、将来の年金見込額や各種届の作成・印刷ができます。自分の年金に関する手続きや、確認が一通りできる便利なものなので、ぜひ積極的に活用しましょう。
ただし、インターネットの操作がどうしても苦手な人もいるでしょう。そのような場合は、直接窓口で相談すれば年金記録が確認できます。来訪相談の予約は電話で受け付けていますので、そちらも確認してみてください。
出典
日本年金機構 ねんきんネット
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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