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年収で変わる? クレジットカードの限度額の目安

ファイナンシャルフィールド / 2022年1月30日 0時30分

年収で変わる? クレジットカードの限度額の目安

クレジットカードがあれば高額な買い物でも分割払いができるので便利ですが、無制限に使用できるわけではありません。どのようなカードにも限度額が設定されていますが、その金額は利用者ごとで異なります。ここではクレジットカードの限度額と利用者の年収との関係についてお伝えします。

カードの限度額の決め方について

・利用者の申し込み内容を考慮してカード会社が判断する

クレジットカードにはさまざまな種類がありますが、いずれの場合も利用限度額が設定されています。その金額を超えて使うことはできないので、よく考えて使うことが大切です。
 
利用限度額はクレジットカードの発行を申し込んだ際に決定されます。具体的には申し込んだ人の年収を基に、カード会社が審査を行って金額が決まるのです。カード会社によっては申し込みの際に希望する限度額を記載させる所もありますが、必ずしもその金額で審査が通るとは限りません。
 
通常は申込者の年収だけで返済可能な金額に設定されますが、カード会社によって金額が異なるのも事実です。同じ人が申し込んでもカード会社によっては異なる限度額で設定されることがあります。
 

・年収と限度額は必ずしも比例しない

クレジットカードの限度額は申込者の年収が多いほど金額も大きくなるイメージがあります。実際にそのようなケースもありますが、高収入の人が持つカードのすべてが高額に設定されているとは限りません。
 
カード会社は申込者の年収だけではなく、過去の借り入れ履歴や返済の遅延など金銭管理の情報も考慮して審査を行います。その結果、収入が多い人でも限度額が少額に設定されることもあるのです。
 
年収がある程度少なくても返済の遅延がなく、金銭管理をしっかりと行っている人の方が高額な限度額に設定されることも少なくありません。一般的には年収が100万円代なら限度額は10万円から30万円、200万円代なら20万円から100万円と年収の1割から5割の間で設定されます。
 

限度額を増やす方法

・カード会社から信頼される利用者になる

手持ちのクレジットカードの限度額を増やそうにも、単に増額を申し込むだけでは効果がありません。金額を上げるにはカードを上手に使いこなすことが何よりも重要です。公共料金の支払いなど定期的な出費にクレジットカードを使うのはカード会社に信頼されるための効果的な方法と言えるでしょう。
 
カード会社は使用する金額よりも回数を重視する傾向があるため、定期的な支払いにカードを使うことでそのカードを大切に扱っていると判断します。一方で使用回数を増やしても返済が滞っては意味がありません。金額に関わらず、決して返済を遅延させないことも信頼されるための必須条件になります。
 

・カードのランクを上げる

時間をかけずに利用限度額を増やすならカードのランクを上げるのが無難な方法です。ランクの高いカードは限度額も最初から高額に設定されているので便利に使いこなすことができます。カード会社によってゴールドやプレミアムなど名称は異なりますが、ランクの高いカードは年会費を徴収するのが普通です。
 
基本的に年会費が高額になるほど利用限度額も大きくなるので維持費がかさむのも事実ですが、買い物や支払いなどに使う機会が多ければ非常に便利と言えるでしょう。
 
高ランクのカードの多くはポイント還元率が高く、独自のサービスを設けているケースも少なくありません。しかし、高ランクのカードは審査基準が厳しく設定されているので注意が必要です。
 
また、初めてクレジットカードを申し込む人は使用履歴が存在しないため、高収入でも高ランクカードの審査が通らないことがあります。
 

限度額の違いでキャッシュレス決済の利便性が変わる

クレジットカードの使用は日本で広く普及しているキャッシュレス決済の方法です。そのため、限度額によって決済の利便性が変わると言えるでしょう。金額が大きいほど便利に使用できますが、一方で返済時の負担も増すのも事実なので使い過ぎないように注意します。限度額を増やすには定期的に使用し、決して返済を遅延させないことが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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