紙の通帳は本当に不要? インターネットバンキングで「できること」と「できないこと」
ファイナンシャルフィールド / 2022年3月19日 3時10分
![紙の通帳は本当に不要? インターネットバンキングで「できること」と「できないこと」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_132853_0-small.jpg)
インターネットバンキングを利用すれば、インターネット上で残高の確認や、振り込みなどが行えるのでとても便利です。スマホアプリでも利用できるため、主要銀行はインターネットバンキングにしている人も多いのではないでしょうか。 しかし、インターネットバンキングさえあれば、紙の通帳は必要ないのでしょうか。本記事では、インターネットバンキングとは何か、インターネットバンキングでできること、できないことを詳しく解説します。
インターネットバンキングとは
インターネットバンキングとは、インターネットを利用して、銀行などの金融機関と取引を行うサービスのことです。パソコン以外にも、スマホでも利用できるサービスが増えています。
インターネットバンキングを利用すれば、銀行の窓口やATMに行かなくても、パソコンやスマホで残高確認や振り込みができます。
利用の際には、第三者からの漏えいを防ぐため、ATMで利用するキャッシュカードや暗証番号とは別でIDやパスワードの作成が必要です。また、第2パスワードといわれる、ワンタイムパスワードやパスワード表を使ってログインをします。
便利になった反面危険性も増大しているため、定期的にパスワードを変更することと、個人情報の管理をしっかりと行うことが大切です。
インターネットバンキングでできること
インターネットバンキングでは、残高確認や振り込み以外にも多くの手続きができます。この項では、インターネットバンキングでできることを主に3つ紹介します。
まだ紙の通帳のみで、インターネットバンキングを利用したことがない人や、インターネットバンキングでできることを知りたい人などは、ぜひ参考にしてください。
インターネット通帳
インターネット通帳は、紙の通帳の代わりに、パソコンやスマホを使って入出金明細が確認できるサービスです。紙の通帳は、ATMで通帳記帳を行わないと内容の確認ができませんが、インターネット通帳ならリアルタイムで反映されます。
金融機関によっては、紙の通帳からインターネット通帳に切り替えることで、ATM時間外手数料や、振込手数料が無料になるなどのサービスが行われていることもあります。ぜひ、普段利用している金融機関のサービスを確認してみてください。
残高・入出金明細の確認
多くのインターネットバンキングで残高・入出金明細は、数年間分の明細をパソコンやスマホで確認できます。インターネット上で確認できない過去のものも、金融機関によっては申し込みすると確認できるでしょう。また、データとしてダウンロードも可能です。
紙の通帳だと、残高・入出金明細が多ければ通帳の冊数が増えるため、1つのデータで管理したい人におすすめです。
振り込み
インターネットバンキングなら、365日・24時間いつでも空いている時間を使って振り込みができます。銀行ATMだと、空いている時間に行かないと利用できませんが、インターネットバンキングなら振り込み忘れを防げます。
家賃の振り込みなど毎月定期的な支払いがある人は、インターネットバンキングに登録すると、毎月振り込みのために足を運ぶ必要もありません。
税金・公共料金の支払い
インターネットバンキングでは、税金や公共料金の支払いも行えます。
請求書に記載されている、収納機関番号や納付番号、確認番号などを間違いのないように入力して手続きを行ってください。
公共料金は自動支払いを行っている金融機関が多いため、事前にインターネットバンキングで登録しておくととても便利です。
インターネットバンキングでできないこと
インターネットバンキングは、基本的に365日・24時間利用が可能ですが、システムメンテナンスが入ると使えなくなります。
大きなメンテナンスが入るときは、事前にお知らせされるため、金融機関から入る通知やメールはしっかりと確認しましょう。
また、インターネットバンキングでは、セキュリティーの観点から、1日の振込限度額が設けられています。大きな金額のやり取りをするときは、金融機関の窓口で手続きを行いましょう。
振り込み以外にも、定期預金の解約も金額が大きい場合は窓口での対応となります。
いざという時のためにも紙の通帳はとっておこう
インターネットバンキングを利用すれば、Web通帳があるため、残高・入出金明細の確認が可能です。銀行ATMで通帳記帳をするのが面倒だという人や、インターネットバンキングだけで事足りるのであれば、紙の通帳は不要でしょう。
ただし、システムメンテナンスが入ると、インターネットバンキングは利用できなくなるため、いざという時のために紙の通帳を持っておくと安心です。
出典
総務省 インターネットバンキングの仕組み
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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