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4月から高校の家庭科の授業に「資産形成」が追加。教師たちはどう思っているの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年3月30日 13時30分

4月から高校の家庭科の授業に「資産形成」が追加。教師たちはどう思っているの?

2022年4月より、高校の新学習指導要領において、家庭科の授業に「資産形成」が追加されます。(※1)。   計画的に資産を形成していくことは人生において重要ですので、それを学校で教えてもらえるのはとてもよいことですよね。しかし、初めて金融教育を行うことになる教師陣はどのような心境なのでしょうか。   金融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」(東京都港区)は、全国の20~50代の高校教師466名に、アンケートを実施しました(※2)。   教師陣が資産形成についてどのように考えているのか、資産形成について教える自信があるのかなどについて調査していますので、結果を見ていきましょう。

高校の家庭科で資産形成が必修化されることには、8割の教師が肯定的

高校の家庭科で「資産形成」が必修化されることについてどう思うか聞いたところ、「とても良いと思う」(34.5%)、「やや良いと思う」(45.5%)、合わせて80.0%の教師が肯定的でした。
 
資産形成をしている教師は全体の48.5%で、そのうち89.4%が必修化に肯定的、資産形成をしていない教師(51.5%)でも71.2%と、いずれも必修化に肯定的であることが分かりました。
 
また、その理由を聞いたフリーアンサーの出現単語数を計測したところ、最も多かったのが「必要」(出現回数83回)で、次いで「お金」(52回)、「知識」(49回)でした。多くの高校教師が、お金の知識に関する授業を必要と考えていることがうかがえます。
 

「資産形成」を教える自信がある教師は3割

生徒に「資産形成」を教える自信があるか尋ねたところ、「ある」(8.4%)、「そこそこある」(24.2%)と、合わせて32.6%が自信があると回答しました。
 
資産形成をしていると答えた教師では55.7%が教える自信があると答えた一方で、資産形成をしていない教師では、自信があると答えたのは10.8%と約1割にとどまっています。
 
主に担当している科目別に見たところ、資産形成を教える自信があると答えた教師が最も多いのは「公民」で53.9%でした。次いで「情報」(41.4%)、「地理歴史」(40.4%)となっています。
 
高校教師466名のうち、「資産形成」を教えることになる家庭科教師は15人でした。そのうち「資産形成」をしている人は7人いたにもかかわらず、教える自信があると答えた人はいませんでした。
 

教師自身が資産形成について学びたい

教師自身が「資産形成」について学ぶことに興味があるか尋ねると、「ある」(37.3%)、「ややある」(34.5%)があわせて71.8%となりました。資産形成している教師の91.2%が、また資産形成をしていない教師でも53.8%が興味があると答えました。
 
欧米では既に金融教育が必修となっている国もあり、お金の使い方や管理方法、預金と株式・投資の違い、お金に関する社会構造の理解などを学習させているようです。
 
日本はこれまで子どもにお金の話をすることはタブーとされていましたが、早くからお金の大切さを学ばせることは大切ですね。
 
出典
※1 文部科学省 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 家庭編
※2 株式会社FreeLifeConsulting 高校生の「資産形成」必修化に8割が肯定的 先生自身も7割が「資産形成」を学ぶことに興味あり
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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