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年金手帳が2冊ある? 廃止になる前に1冊にまとめた方がいい理由とは

ファイナンシャルフィールド / 2022年3月31日 12時10分

年金手帳が2冊ある? 廃止になる前に1冊にまとめた方がいい理由とは

「年金手帳が2冊ある!どっちが正しいの?」と思われる方がいるのではないでしょうか?   まずは年金手帳の色を確認してください。その中で青色の年金手帳に記載されている番号が、基礎年金番号です。   ここでは年金手帳が2冊以上ある人で、1冊にまとめた方がいい理由についてご紹介していきます。

そもそもどうして年金手帳が2冊あるのか?

年金手帳が2冊など複数ある場合、異なる色のものがあります。色に種類があるのは、年金手帳が支給された年代が異なるためです。
 

年金手帳の色

年金手帳には、青色やオレンジ色、その他として茶色・水色・薄橙色があります。
 

●青色:平成9年1月以降に国民年金・厚生年金保険に加入した方に交付
 
●オレンジ色:昭和49年11月から平成8年12月までに国民年金・厚生年金保険に加入した方に交付
 
●その他の色:昭和35年10月から昭和49年10までに国民年金に加入した方に交付

 
現在は、20歳に到達した時点で国民年金に加入するため、青色の年金手帳が交付されています。
 

年金手帳を複数持っている理由

本来、年金手帳は1人1冊です。しかし2冊以上手元にあるのは次の理由が考えられます。
 
◆紛失などによる再交付
年金手帳の紛失などによって再交付を受けた場合で、その後紛失していたはずの年金手帳が見つかれば2冊になります。
 
◆異なる年金制度に加入していた
現在では、国民年金を基礎として、厚生年金、共済年金があります。しかし以前は、国民年金、厚生年金、共済年金の制度がそれぞれ異なり、別々の年金番号が割り当てられて管理されていました。
 
その時期に、例えば厚生年金に加入して、その後退職して国民年金に加入した場合に年金手帳を2冊持ったままにしている場合があります。
 
◆人生の節目に交付を受けた
就職や結婚などの節目によって年金手帳の交付を受ける場合があります。
 

年金手帳を1冊にまとめた方がいい理由

年金の加入記録を管理するために、一人ひとりに対して基礎年金番号が割り当てられています。年金手帳は本来1人1冊となっているため、もし名前や年金番号が異なる年金手帳を2冊以上持っていた場合、年金記録の漏れの可能性があるため確認するようにしましょう。それぞれのケースについてご紹介します。
 

基礎年金番号とオレンジ色年金手帳に記載の「記号番号」が同じ

青色の年金手帳には、基礎年金番号が記載されています。オレンジ色の年金手帳の場合、記号番号と表記されており、その番号が基礎年金番号と同じ場合は問題ありません。
 

基礎年金番号とオレンジ色年金手帳に記載の「記号番号」が異なる

基礎年金番号と記号番号が異なる場合、年金の加入記録が別々で管理されていることになります。その場合、記号番号で管理された分の記録がない可能性があるため注意しましょう。
 

年金記録の確認方法

年金記録を確認するには、ねんきん定期便とねんきんネットによる方法があります。
 
ねんきん定期便は、毎年誕生月に直近1年間の年金記録が記載されたはがきが送付されるほか35歳、45歳、59歳の年に封書でこれまでの年金記録を記載したものが送付されるものです。
 
ねんきんネットは、日本年金機構のサイトに利用登録することで自分の年金記録がパソコンやスマートフォンでいつでも確認できるサービスです。
 

まとめ

年金手帳が2冊あり、基礎年金番号と記号番号が異なる場合、年金記録の記録漏れの可能性があることをお伝えしました。ねんきん定期便やねんきんネットといった年金記録の確認方法を活用し、自分の年金記録がどうなっているのかを確認するようにしましょう。
 
また令和2年6月に年金制度改正法が成立したことによって、令和4年4月に年金手帳が廃止されることになりました。基礎年金番号とマイナンバーによって管理するためです。しかし年金手帳が廃止されるからといって、すぐに捨てないようにしましょう。
 
出典
日本年金機構『基礎年金番号・年金手帳について』
日本年金機構『大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています』
日本年金機構『ねんきんネット』
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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