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相次ぐ食品の値上げが家計を圧迫。みんなはどう対処している?

ファイナンシャルフィールド / 2022年4月4日 3時0分

相次ぐ食品の値上げが家計を圧迫。みんなはどう対処している?

消費者庁の令和3年2月物価モニター調査結果によると、この1ヶ月の間に商品・サービスで値上げがあったと感じた分野は「生鮮食品」と回答した人が45.9%と最も高く、「飲食料品(生鮮食品を除く)」が21.9%となりました(※1)。このように、最近食品の値上げを実感している人が多いようです。   料理写真共有アプリ「スナップディッシュ」を運営するヴァズ株式会社は、同アプリを利用する20~60代の332名を対象に、「食品の値上げ」について調査を実施しました(※2)。   食品の値上げについて、どのように感じているのでしょうか。また、値上げに対し、どのような対策をとっているのでしょうか。

9割近くが食品値上げによる家計負担増を実感している

食品値上げによる家計負担の実感を聞いたところ、47%が「とても感じる」、39%が「やや感じる」と回答し、9割近くが負担を感じていることが分かりました。
 
また、値上げが予定されている食品等について、今後の購入頻度の変化について聞いたところ、約2割が「減る」と回答しました。最も「減る」とされたのは「ジャム」(37%)で、以下は「冷凍食品」「パン」(30%)、「バター・マーガリン」「冷凍食品」(29%)となりました。
 
食品値上げの悩みや不満について聞いたところ、「家計や生活への影響」という回答が最も多く20.2%を占めました。また、「量が減った」(8.7%)という回答もみられました。値上がりして困っている商品については、「バター・油」(18.0%)、「小麦粉」(14.8%)、「調味料」(10.4%)などが挙げられました。
 
食品値上げに対する具体的な声を聞いたところ、「いつも通りに買い物していると、クレジットカードの引き落としでびっくりしました。数十円ずつの値上げなのにまとまるとすごい」「日曜日にまとめ買いをするのだが、以前より合計金額が増えたと感じる。安いプライベートブランドを多く買うようになった」「全体的に値上げがあるが給料は減っている。他の費用から食費に充てなければならず大変」というように、値上げによる家計への影響を実感したとの声が寄せられました。
 

値上がりしても買い続ける食品がある人が6割

値上がりしても買い続ける食品・飲料・調味料があるかを聞いたところ、62%が「ある」と回答しました。買い続ける理由で最も多いのは「美味しいから」が30.5%となりました。
 
「食費が上がるのは痛手だが、コロナ禍でほかに贅沢する機会も減っているため美味しいものを食べたい」「美味しいし、食べなれた味。使い勝手がいいのと味が決まりやすいのであまり変えたくない」といったコメントが寄せられました。
 
ほかには、「生活に必要だから」(18.1%)、「定番・決めている商品だから」(16.2%)、「好きだから」(14.3%)、「品質が良い・安心できるから」(13.8%)といった理由が並びました。
 

値上げに対応するために、調理法の工夫や特売品を買うなどしている

値上げに対応するための工夫や節約術について聞いたところ、「調理法・献立の工夫」が23.7%と最も多い結果に。「残り物をアレンジし、違ったメニューに変える」「小麦粉が上がるから、パン食の回数を減らして、ご飯食にする」「違う材料で対応してみる」というようにさまざまな工夫をしていることが分かりました。
 
また、「特売、おつとめ品を買う」(18.8%)、「まとめ買い」(14.5%)、「冷凍保存の活用」(9.7%)、「使い切る・食品ロスを減らす」(6.5%)というように、おのおの工夫して節約しているようです。
 
食品の価格はさまざまな要因で上昇する可能性があります。献立の工夫のほか、なるべく米を食べたり、国産の食材を使うなど工夫して、うまく乗り切りたいですね。
 
出典
※1 消費者庁 令和3年2月物価モニター調査結果(速報)
※2 料理専用SNS「スナップディッシュ」、食品値上げに関するユーザー調査結果を発表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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