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貯蓄と投資のバランス、どのように考えればいい?

ファイナンシャルフィールド / 2022年4月8日 9時30分

貯蓄と投資のバランス、どのように考えればいい?

老後資金を貯めるために、貯蓄と投資を行っている人は多いでしょう。しかし、貯蓄と投資のバランスをどのように考えればよいのかがわからずに、投資に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。   本記事では、貯蓄と投資のバランスはどのように考えたらよいのか、自分にあったお金の使い方を紹介します。投資に挑戦してみたい人は、ぜひ参考にしてください。

お金は使う「目的」と「時期」で3つに分けよう

貯蓄と投資の割合を考えたときに、まず重要となるのがお金の使い方です。この見出しでは、お金を使う「目的」と「時期」について詳しく解説します。
 
何も考えずに貯蓄や投資をしても、思うようにお金が貯まらず、ケースによっては投資に失敗してマイナスになる可能性もあるでしょう。備えるお金と守るお金、残す・増やすお金について正しい知識を身につけましょう。

 

備えるお金

「備えるお金」とは、生活に必要なお金や、何かあったときにすぐに出せるお金のことを言います。病気やケガで家族が入院したり、仕事がなくなり、一時的に収入がなくなったりしたときに、すぐに現金化できるかどうかがポイントです。
 
備えるお金は、何かあったときに困らないために準備しておくお金なので、預貯金などの流動性の高い資産で準備しておくことをおすすめします。
 
備えるお金の目安額は、1ヶ月にかかる生活費の3ヶ月以上です。例えば、1ヶ月の生活費が20万円の家庭なら、最低でも60万円は用意しておくと安心でしょう。

 

守るお金

「守るお金」は、将来使う予定と時期が決まっているお金です。数年~10年後くらいを予定しておき、必要なときまでにしっかりとお金を用意しておく必要があります。
 
子どもの教育資金やマイホームの購入費用、リフォーム費用などが、守るお金に該当するでしょう。
 
守るお金を投資にあてるかどうかは、使う時期によって変わってきます。数年後に使う予定がある場合は、備えるお金と同じで流動性の高い資産に回しておいたほうが安心です。しかし、10年後くらいを予定しているのであれば、投資に回してもよいでしょう。

 

残す・増やすお金

「残す・増やすお金」は、当面使う予定のないお金であり、家族のために残したいお金などが該当します。
 
使い道が現段階で決まっていないお金なら、備えるお金や守るお金と比べると自由度が高く、投資に回すことが可能です。ただし、投資で資産運用をするのなら、できる限り分散をして、リスクコントロールをしてください。
 
また、投資商品を選ぶ際には、最低限の知識を身につけることも、資産を増やす大切なポイントです。

 

貯金と投資の割合を考えるためのポイント

お金を使う目的や時期によって、貯金か投資かを考えることはわかっても、実際にどれくらいの割合で実践すればよいのでしょうか。
 
貯金と投資を考えたときに、それぞれの割合をしっかりと考えないと、いざという時にお金が足りなくなることもあるでしょう。そこでこの見出しでは、貯金と投資の割合を考えるためのポイントを2つ紹介します。

 

投資可能なお金をしっかりと考える

貯金の割合が多くなれば、なかなかお金を増やすことができません。だからといって、投資の割合を大きくしても、いざという時にお金がなくなる可能性があります。
 
そこでまず、現在の貯蓄がどれくらいあるのかをしっかりと計算しましょう。そのうえで、いくらくらい投資に回せるのか、必要な貯蓄額はいくらくらいなのかを決めると、投資可能なお金が見えてきます。
 
家計簿を作成して、資産の現状を把握できるようにしておきましょう。

 

許容できるリスクを把握する

投資にはリスクがつきものです。そのことを理解したうえで、どれくらいのリスクなら許容できるかをしっかりと考えてください。
 
許容できるリスクは、「投資で大きな損失を出したとしても、生活に支障がないレベル」が一般的です。何かあったときに、生活ができなくなるようであれば、まずは投資ではなく貯蓄をメインにして資産を増やしましょう。

 

自分にあった貯金と投資のバランスを

貯金と投資の割合を考えるときに重要なのは、お金の使う時期と目的を考えることです。そのうえで、備えるお金・守るお金・増やす、残すお金の3つに分けて、それぞれにあった運用方法を考えましょう。
 
貯蓄と投資の割合は、これがベストであるという明確な数字はありません。自分にあった貯金と投資のバランスを考えて、生活に支障が出ないようにしましょう。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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