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個人年金への加入、20代も増加中って本当?

ファイナンシャルフィールド / 2022年4月13日 11時10分

個人年金への加入、20代も増加中って本当?

個人年金とは生命保険の一種で、正しくは「個人年金保険」のことです。   今、個人年金が若い世代の人々にも注目されています。将来や老後を不安に感じている若い世代が、老後の資金対策に個人年金を活用するケースが増えているからです。   個人年金の特徴や加入できる年齢、本当に20代の加入者が増えているのかなどを詳しく解説します。

個人年金について

個人年金は、主に老後の生活資金のために活用される生命保険です。保険料を支払い、契約時に定めた年齢になったら、年金を受け取ることができます。
 
貯蓄型の保険なので将来の生活を安定させるために加入する人が多いです。公的年金だけでは老後の生活費が不足することが予想される場合は、その不足分を個人年金で補うなどの活用方法があります。
 
そのほかにも、退職から公的年金を受け取るまでのブランクを埋めるために、活用する方法などが一般的です。個人年金は、積立期間を何年にするのか、受け取りの期間を10年にしたり15年にしたりと、自分で決めることができます。
 
個人年金を利用する人のライフプランに合わせられるのが大きなメリットなので、老後の過ごし方などに合わせて契約をするのがポイントです。
 
なお、個人年金は20歳から加入可能で、20歳以上であれば何歳からでも加入することができます。将来への不安から若い世代の加入が上昇しているのも特徴の一つです。
 

20代からの加入者は増加傾向

20代の個人年金への加入数は、全体からみるとまだまだ低いです。これは、若さゆえ、老後の資金対策をまだ始める必要がないと感じている人が多いためだとみられています。また、20代は収入も少なく余裕がないため、保険などにあてるお金が少ないことも要因の一つといえるでしょう。
 
令和3年の、20代(29歳以下)における個人年金保険の世帯加入率は、16.3%となっています。これに対して55歳~59歳の世帯加入率は31.5%です。年齢が上がるにつれ、老後の生活費確保の必要性を強く感じるようになるため、加入率が高くなっていると考えられます。
 
しかし、20代から個人年金に加入すると、年を重ねてから加入した場合には得られないメリットがあります。
 
個人年金は、早く加入すれば加入するほど保険料負担を減らすことができます。毎月の保険料が安く済みますので、月々の負担を考えて若いうちから加入する人も多いです。
 
また、若いうちに加入することで返戻率も高くなり、受け取れる年金額を大きくすることができます。そのため、全体的には20代の加入数はまだまだ少ないですが、年々加入する人数が増えているのが大きな特徴です。
 
20代の個人年金保険加入率は、平成18年は3.2%でしたが、令和3年には16.3%と上昇しています。それだけ、将来自分が年を取ったときに公的年金をどれだけ受け取れるのか分からない、と不安に感じている人が多いということです。
 
老後よりも今現在の暮らしの充実を優先させる人が多い若い世代の中でも、今から老後のためにできることを考え、個人年金に加入するという選択をする若者も増えているのです。
 

老後のために個人年金に加入する若い世代は増えている!

20代の個人年金への加入数自体は、まだ少ないです。しかし、加入率は年々上昇傾向にあります。20代で個人年金に加入すると、毎月の保険料の負担を軽減したり、返戻率を高めたりできるのが魅力です。
 
社会情勢は10年、20年で大きく変化します。自分が高齢になったときの生活を安定させるためには、自分でしっかりと老後の計画や対策をとることが必要です。
 
出典
公益財団法人 生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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