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【パティシエになりたい!】子どもがなりたい職業、実際のお給料はいくら?

ファイナンシャルフィールド / 2022年4月21日 13時0分

【パティシエになりたい!】子どもがなりたい職業、実際のお給料はいくら?

好きなものに関わる仕事をしたい。とくに子どもであれば、そのように考えることも多いでしょう。大手化学メーカーの株式会社クラレが小学1年生を対象に行う「将来就きたい職業」のアンケートでは、「ケーキ屋」が毎年のように上位ランクインしています。   子どもには夢を叶えてほしいものの、親としては「収入はどれくらいある?」「子どもが苦労しないか?」など、職業の安定性も気になるところですよね。そこで今回は、パティシエの年収について詳しく解説していきます。

パティシエとして働ける場所は?

パティシエが活躍する場所は、街のケーキ屋さんだけではありません。たとえばホテルでは、内部のレストランで販売するスイーツを作ったり、結婚披露宴で提供するデザートやウェディングケーキを作ったりすることもあります。この場合、大量のスイーツを作らなければならないので、多数のパティシエが分業制でそれぞれの担当作業をこなすのが一般的です。
 
カフェやレストランは人手が少ないので、仕込みから盛り付けまで自分で担当することが多く、場合によってはほかの調理補助や接客などを行うこともあります。
 

パティシエの平均年収は約341万円!

厚生労働省が行った賃金構造基本統計調査(令和元年)によると、パティシエを含むパン・洋生菓子製造工の平均給与は25万1000円でした。これを年収に換算し、約40万円のボーナスなどを加えると約341万円になります。
 
ただし性別によって平均給与にはかなり差があり、男性は年収換算で約389万円あるのに対し、女性は約282万円しかありません。女性は結婚・出産後にアルバイトやパートなどの非正規雇用で働くことが多いため、平均するとこのように収入の開きが生じると考えられます。女性でも、正社員として勤務すれば男性並みの収入を得られる可能性は十分にあるでしょう。
 
なお、平均給与は企業規模によっても変わってきます。従業員数が10~99人の企業だと年収換算で平均284万円、100~999人の企業だと平均332万円、1000人以上の企業だと平均367万円でした。規模の大きい洋菓子チェーン店やホテルなどで働いたほうが、より高い収入を期待できそうです。
 
さらに多くの収入を目指す場合は、独立開業するという選択肢もあるでしょう。ホテルやレストランでスキルを磨いたり、洋菓子の本場である海外へ修行に出たりした後に開業し、平均よりはるかに高い年収を得ている有名パティシエもいます。もちろん、経営がうまくいかなければ雇われパティシエよりも低い年収になるリスクもあるので、収入と安定性のどちらを重視するかよく考えることが重要になるでしょう。
 

パティシエの平均年収はほかの業種より高い? 低い?

国税庁が行った民間給与実態統計調査(令和元年)によると、給与所得者の平均年収は436万円でした。男性は540万円、女性は296万円です。この結果と比べると、パティシエの収入は男女ともに一般的な業種よりも低いと言わざるを得ません。パティシエのような職人は技術を身につけて一人前になるまでは見習いとして扱われ、給与や待遇が不十分なケースもあります。
 
若いうちは特に収入が低い可能性もあるので、パティシエになりたい場合は、事前に企業・店舗の待遇や福利厚生を詳しく確認することが大切になるでしょう。
 

収入は少なくてもやりがいは十分!

パティシエは街のケーキ屋さん以外にも、ホテルや結婚式場、カフェやレストランなどさまざまな場所で活躍しています。年収は一般的な業種よりも少ない可能性がありますが、技術を磨いて人気パティシエになれば高収入を得ることも夢ではありません。
 
一人前になるまでは労働環境が厳しいこともあるので、勤務先を慎重に選ぶことが大切になるでしょう。
 

出典

株式会社クラレ 将来就きたい職業|クラレアンケートアーカイブ
政府統計の総合窓口e-Stat 賃金構造基本統計調査
国税庁 令和元年分 民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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