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子どもが海外留学を希望。年収や貯蓄はいくらあれば安心?

ファイナンシャルフィールド / 2022年4月21日 13時30分

子どもが海外留学を希望。年収や貯蓄はいくらあれば安心?

グローバル化が進む昨今、進学先として日本だけでなく海外の学校を選ぶ学生もじわじわと増えつつあります。自分の子供が海外留学をしたいと言ったとき、「果たしていくらかかるのか」と心配な人もいるでしょう。   子どもの海外留学を叶えてあげるためには、いったいどれくらいの貯蓄や収入があればいいのでしょうか。今回の記事では、海外留学にかかる費用について詳しく解説していきます。

高校留学の場合

ひとくちに「留学」といっても高校なのか大学なのか、留学先はどこなのか、によってかかる費用は大きく変わります。ここではアメリカの高校に留学すると仮定して費用を見ていきます。
 
かかる費用のうち、大部分を占めるのは学費と生活滞在費です。学費は公立高校の場合は1年で最低でも約26万円、私立高校なら約145万円です。3年間通うとなると公立校なら約78万円、私立校なら約435万円かかることになります。
 
生活滞在費は滞在方法によって変わりますが、ホームステイするなら1カ月約13万円、3年間で約468万円です。合計すると、公立高校の場合は3年間で約546万円、私立高校の場合は約903万円の費用がかかります。
 

大学留学の場合

大学に通う場合も、公立校と私立校とで学費は変わります。アメリカの公立4年制大学の場合は1学年間(9カ月)で約344万円、私立4年制は約443万円です。学校によって差があるのでこれより安いところもあれば、もっとかかるところもあります。
 
生活滞在費については、学生寮に入るとしたら9カ月の滞在で約158万円が平均です。大学生の場合は寮やホームステイだけでなく、ルームシェアという選択肢もあるでしょう。その場合は生活滞在費をもっと抑えられることもあります。
 
他にも渡航費やビザ申請費用、海外留学保険代など細々とした費用がいろいろとありますので、実際に留学するとなったら上記で示した金額以上にかかることが考えられます。
 

どれくらいの資金を準備すれば?

以上見てきたように、留学にかかる費用はかなりの金額です。もちろん、奨学金を利用したり、学生本人がアルバイトしたりすることでカバーできる部分はあります。国によって、またビザによっては就労が認められるケースもありますので、渡航先の国の制度はよく調べておきましょう。
 
しかし、それでも海外進学費用が高額であることは変わりありません。ちなみに、国内の大学の場合、4年制大学の昼間部に通う学生の親の年収は約835万円です。比較的費用がかからないと言われている国公立でも、世帯収入は600万円以上ある家庭が多い調査結果が出ています。
 
そのため、海外留学するなら同等かそれ以上の年収が必要とされるのではないでしょうか。しかし、早いうちから留学に向けて資金計画を立てておけば、収入が平均もしくはそれ以下であっても子どもを留学させることは可能です。子どもとよく話し合い、早めに計画を立てるようにしましょう。
 

早めの動き出しがカギ!

海外留学には少なからぬ費用がかかります。もちろん、都心ではなく郊外に住むなどいろいろと妥協することで費用を抑えられることはありますが、異国の地に子どもを送り出すとなれば妥協したくない部分も出てくるでしょう。
 
子どもも親も納得のいく留学を達成するには、しっかりとした資金計画を立てることが重要です。早いうちから、子どもの希望を聞いて準備しておくようにしましょう。
 

出典

文部科学省トビタテ!留学JAPANデータでみる日本の留学
文部科学省トビタテ!留学JAPANアメリカ留学の高校生・大学生向けガイド
iss留学ライフアメリカ留学はいくらかかる?授業料、生活費など半年・1年留学にかかる費用を徹底解説
日本学生支援機構令和2年度学生生活調査結果63ページ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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