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現金とキャッシュレス決済。小学生以下の子どもに金融リテラシーを教えるならどちらを重視すべき?

ファイナンシャルフィールド / 2022年4月22日 11時10分

現金とキャッシュレス決済。小学生以下の子どもに金融リテラシーを教えるならどちらを重視すべき?

「支払いは現金のみ」という時代はとうに終わり、街中ではキャッシュレス決済を推進するための掲示物や、キャッシュレス決済への対応を大きくアピールするお店もよくみかけるようになりました。   そんなキャッシュレス時代ともいえる現在、小学生以下の子どもが身に付けておく金融リテラシーとして、現金とキャッシュレス決済のどちらを重視して教えるべきなのでしょうか。   この記事では、現金とキャッシュレス決済についてなど、小学生以下の子どもに金融リテラシーを教えるのにおすすめの方法を説明していきます。

現金決済とキャッシュレス決済

現在、日常でのお金の決済方法は大きく分けて、現金での決済とキャッシュレス決済の2つがあります。
 
硬貨やお札を使う現金での決済については、もはや説明不要でしょう。それに対して近年急速に普及したキャッシュレス決済は、現金を用いずに支払いをする決済方法です。
 
キャッシュレス決済の例としては、クレジットカードや電子マネーでの支払いのほか、最近ではキャッシュレス決済アプリを使った支払い方法などもあります。
 

キャッシュレス決済の利点と問題点

キャッシュレス決済は非常に利便性の高い決済方法です。現金を用いないことから会計がスムーズにできるほか、支払い方法やタイミング次第で独自のポイント還元や割引を受けられるなど、現金決済と比べて利点が多くなっています。
 
その一方で、現金が手元になくても支払いができるという点から、予定よりも使い過ぎてしまう、支払いが本来使ってはいけない金額になってしまうことも起きているようです。
 
特にスマートフォンを利用したキャッシュレス決済では、お金を払っているという意識が薄まり、例えばクレジットカードと連携している場合は自身の支払い能力以上に使ってしまい、結果として借金につながるケースもあります。
 

小学生以下の子どもに教えるのは現金から? それともキャッシュレス決済?

小学生以下の子どもに金融リテラシーを教える際、現金での決済とキャッシュレス決済、どちらを重視すべきかといえば、まずは現金からでしょう。
 
キャッシュレス決済をするにしても、あらかじめ現金でチャージしたり、支払いと同時あるいは後日に指定口座から現金が引き落としされるか、現金で後払いしたりするなど、結局は根本にあるのが現金での支払いとなっているからです。
 
特に小学生以下であれば、基本的にお金を使う頻度や金額も中学生や高校生と比較すると多くはないと思います。そのため、まずは現金での支払いについて教えてから、自由に使えるお金が増えるであろう中学生や高校生になる前のタイミングで、キャッシュレス決済について教育を始めていくというのがひとつの目安です。
 
そうすることで、子どもがキャッシュレス決済を学ぶ際にも理解がしやすくなります。
 
もちろん、小学生以下の子どもにキャッシュレス決済について教育しないほうがいいというわけではなく、日常的に親の手伝いで買い物のお使いをしている場合など、現金での支払いを十分に理解しているようであれば、キャッシュレス決済を早期に教えることも間違いではありません。
 

子どもにはゆっくり、現金からの金融教育を

子どもの金融リテラシーについて考えると、キャッシュレス決済が一般化した現在でも、まずは基礎的な現金での決済から教えていくべきでしょう。現金を飛ばしてキャッシュレス決済から教えてしまうと、どちらもあいまいな理解となってしまう可能性もあります。
 
子どもの将来を考えて金融教育を行う場合、まずは現金を使った支払い方から、ゆっくりと教えていってあげてください。
 
執筆者:柘植輝
行政書士
 

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