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【年収交渉術】転職時には、残業も含めて伝えてる!?

ファイナンシャルフィールド / 2022年4月25日 9時10分

【年収交渉術】転職時には、残業も含めて伝えてる!?

転職をきっかけに、できる限り年収を上げたい人は多いのではないでしょうか。前職よりもよい条件の会社で働きたいと考えるのは当然のことです。しかし、交渉するにしても、前職の年収をどのように伝えるべきか迷う人もいるかもしれません。中には、残業代によって年収が変わる人もいるでしょう。   そこで、今回は、転職を成功させるために知っておきたいことや年収交渉時の残業代の考え方などを紹介していきます。

転職で収入が上がっている人はどれくらいいるのか?

厚生労働省がホームページ上で公開している「令和2年雇用動向調査結果の概要」から「転職入職者の状況」を見ていくと、転職後に収入が増加した人は全体の34.9%です。一方、転職によって収入が減少した人は35.9%とやや上回っています。年齢別に見ると、収入が増えたのは20〜24歳がもっとも多く、全体の47.6%です。
 
対して、収入が減ったのは60〜64歳がもっとも多く、71.3%という高い割合になっています。この結果から、年齢が若いほど転職によって年収が上がる可能性は高いといえます。
 

転職でできるだけ収入を落とさないためにどうしたらいいか?

年収への不満で転職を考えるなら、思い切って年収交渉をしたほうがいいでしょう。実際には「失業期間が長引くよりは多少安くても我慢する」という人は多いかもしれません。
 
しかし、転職先が決まってから退職届を出すようにすれば、失業を回避することは可能です。リストラのようなやむを得ない事情でもない限り、働きながら次の勤務先を探すほうが得策です。何より、収入がある状態なら安心感がありますし、転職先が自分に合っているか冷静に判断できます。
 
年収交渉を行う必要があると感じたときは、できるだけ面接時に行いましょう。その際、会社側が納得できるような条件があれば交渉しやすくなります。そのためには、有利になる資格を取っておくのも一つの手段です。自分では自信がない場合は、転職エージェントを利用するという方法もあります。
 
転職エージェントのメリットは、自分に代わって年収の交渉を行ってくれることです。希望に合った転職先を紹介してくれるので、仕事探しの時間が取れない人にも向いています。
 

年収交渉をするときは残業代を含めるべきか?

残業代といっても、固定残業代として毎月決まった額で支給される場合と、残業した分だけ支給されるのでは収入に違いが出ます。固定残業代は「みなし残業」ともいわれるもので、必ずしも残業をしなければならないものではありません。まったく残業がなかった月でも支給されるのが一般的です。ただし、残業が多かった月でも余分に支給されることはないというデメリットもあります。
 
一方、残業した時間に応じて支給される場合は、働けば働くほど年収が上がります。年に何度か繁忙期がある会社なら、残業代だけで年収が高くなっている人もいるでしょう。残業分に応じた額を支給されていた場合、残業代を差し引いて考えると年収は大幅に下がってしまいます。そのため、交渉を行うときは残業代も含めて伝えたほうが損はありません。もちろん、固定残業代で支給されていた人も同様です。
 
通常、年収とは、源泉所得税や社会保険料などが差し引かれる前の「総支給額」を指します。そして、その中には残業代も含まれます。ですから、どのような計算をされていても、年収交渉の際は残業代も含めた「総支給額」を伝えましょう。
 

年収とは総支給額のこと!年収交渉時には残業代も含めて伝えるべき

そもそも年収とは、源泉所得税や社会保険料などが差し引かれる前の総支給額のことです。その中には残業代も含まれています。そのため、残業代を差し引いてしまうと前職の年収が正しく伝わらなくなり、交渉自体意味のないものになってしまいます。せっかく交渉をしても、転職後に年収が下がってしまうかもしれません。年収交渉のときは、残業代も含めた額を伝えるようにしましょう。
 

出典

厚生労働省令和2年雇用動向調査結果の概要転職入職者の状況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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