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【世界消防士の日】消防士の年収はいくら? 訓練ってどんなことをするの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月3日 23時30分

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将来、消防士になって社会の役に立ちたいという方もいるのではないでしょうか。ただ、消防士の具体的な仕事内容やどれくらいの収入を得ているのかなどイマイチ分からない所もあると思っている方もいるかもしれません。   そこで今回はそんな消防士について、年収や仕事内容、1日の流れを紹介していきます。とくに、消防士を目指している方は参考にしてみて下さい。

民間企業と比べると高い傾向にある消防士の年収

2019年時点における手当と賞与を含めた消防士の平均年収は約641万円です。この年の民間企業における平均年収は約436万円となっています。
 
この事から単純に比較する事はできませんが、消防士の年収は一般企業と比べると高い傾向にあると言えます。尚、この年の国家公務員の平均年収は約678万円である事からも、消防士の年収は決して低いものではないという分析ができます。
 

消防士の仕事内容

・火災発生時の消火活動

火災が発生した際の消火活動は消防士の代表的な仕事内容の一つです。通報が入ったら迅速に準備をし、消防車で現場に駆け付けます。火災が発生している現場の状況を速やかに確認して、被害の拡大を防ぐために消火を実施します。
 
消防隊やポンプ隊などに属している消防士が消火活動にあたります。
 

・病人・けが人を医療機関へ搬送する救急活動

消防の仕事の中で最も頻度が高い活動と言えるのが、救急搬送です。急病人やけが人が発生した場合、連絡を受けて速やかに現場に出向き、応急処置などを行いながら医療機関まで搬送します。
 
講習を受けて高度な知識・技術を身に付けた救急隊員が救急活動を行います。基本的に隊長と隊員、救急車の運転手の3人でチームを編成して活動します。救急救命士の資格を有している隊員は医師の指示を仰ぎながら、患者に対して救命処置を行う事が可能です。
 

・災害・事故発生時の救助活動

地震などの自然災害で建物の下敷きになった人や交通事故で車から自力で脱出できない人、火災現場に取り残された人などの救助も消防士の仕事です。
 
消防署や消防本部の救助隊や専門の訓練を受けている特別救助隊の隊員が救助活動を行います。
 

・未然に火災を防ぐための防災活動

建物の構造や消火設備などを検査し、適切な防火・防災対策がとられているか確認する事も消防士の大切な仕事です。自治体の防災計画の立案や会社や学校などで実施する防災訓練の指導なども行います。
 

消防士の1日の流れ

消防士はまず、出勤したらそれまで消防署に常駐していた消防士から勤務時間中における出来事や連絡事項などを引き継いだ上で交代します。その後、車両や装備品を点検し、不良などがないかチェックします。次に当日勤務するチームでミーティングを実施して、その日にやるべき業務などを確認しておきます。その後は訓練やトレーニングを実施しながら出動に備えます。
 

消防士になるには人助けしたいという強い信念も必要!

消防士の年収は一般企業と比べて高い傾向にありますが、火災現場での消火活動や自然災害時の救助活動などといった仕事内容を考慮すると、もっと多くても良いのではないかという意見も少なくありません。そのため、単純に高収入を求めている方には不向きな職業と言えます。
 
人助けをしたいという強い信念を持っている人でないと消防士になるのは難しいでしょう。
 

出典

国税庁 令和元年分民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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