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ワークライフバランスがとれているのは年収いくらから?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月8日 12時10分

ワークライフバランスがとれているのは年収いくらから?

諸外国と比べると労働時間の長さが指摘されている日本ですが、生活の質に関心が高いビジネスパーソンの間ではワークライフバランスが話題になっています。   仕事とプライベートな生活を共に満足させるためには、どのような要素がポイントになるのでしょうか。この記事では、ワークライフバランスにおける年収に注目してその重要性を考えてみます。

ワークライフバランスは年収が決め手

 

・ワークライフバランスと世界の中の日本

ワークライフバランス(work–life balance)とは、仕事を持つ人が心身ともに健康的な生活を送るために、自分の時間をどのように配分すればよいかを考えるときに参考になる指標のことです。
 
ワークライフバランスは世界各国で重視されている概念ですが、特に日本では関心が高まっています。というのは、日本の労働環境では、家族と過ごしたり自分の趣味のために時間を使ったりするよりも、仕事を優先してしまう傾向にあるからです。
 
OECD(経済協力開発機構)が2020年にまとめた国際比較データ(15~64歳)を見ると、一日あたりの有償労働時間は日本人男性が最長で452分で、OECD平均の317分の約1.4倍となっています。
 

・年収別のワークライフバランス

大手転職情報サイトDODAの調査によれば、25〜34歳の仕事を持つ人に対してのワークライフバランスに関してアンケートで次のようなことがわかりました。
 
まず、6割以上が「バランスが取れている」と感じている人の年収は600万円以上であり、年収が下がると満足度も下がる傾向にあります。満足度は600万円以上では62.6%、300万円未満では45.2%になり、17.4ポイントの差が見られました。
 
一方で、一日あたりの労働時間については、ワークライフバランスにあまり影響しないという結果も出ています。生活時間全体に占める仕事の割合を年収600万円以上の場合と、300万円未満の場合で比較すると、それぞれ約12時間と11.5時間となりほとんど差がありません。
 
まとめると、一日あたりの労働時間はほぼ同じであっても、年収が高ければ「バランスがとれている」と感じている人が多いようです。つまり、労働時間の長さはワークライフバランスにはあまり影響しないことがわかります。
 

・お金の余裕とワークライフバランス

労働時間の長短というより、年収が高ければワークライフバランスの満足感が得られやすいということは、ある程度の金銭的な余裕が満足のポイントになると考えてよいでしょう。お金に余裕があれば、多少の残業などでプライベートな時間が削られても、それを補えるような思い切った資金投入も可能になります。
 
たとえば、日常的には休みが取りにくければ、連休を利用して思い切って海外の高級ホテルにプチ・バケーションにいくこともできるのです。海外の高級ホテル体験であれば、おそらく国内の行楽地で休日を過ごすより大きな満足感が得られ、ワークライフバランスを実感できることでしょう。
 

年収アップで理想のワークライフバランスを!

ワークライフバランスの問題を考えるときには、一般的には労働時間の削減に目が行きがちです。今回取り上げたアンケート結果の考察から、残業などで労働時間が長くなることの影響は、金銭的な余裕で補えることがわかりました。
 
まずは、現在の収入をいかにアップできるかについて真剣に考えることが、ワークライフバランス向上に寄与するでしょう。
 

出典

厚生労働省 仕事と生活の調和
内閣府男女共同参画局 コラム1生活時間の国際比較
ITメディアビジネスオンライン 年収別に見る、ワークライフバランスの満足度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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