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【東京・年収中央値編】30代で手取り30万円はどれくらいのレベル?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月9日 23時10分

【東京・年収中央値編】30代で手取り30万円はどれくらいのレベル?

年収に関する調査は、厚生労働省・国税庁・地方自治体などによって行われており、さまざまなデータとして公開されています。年収に関するデータは、平均値と中央値のどちらを求めるかによっても変動します。   本記事では、「30代で手取り30円万はどれくらいのレベルなのか?」という疑問に対して、東京で働く人の年収の中央値から解説します。

手取り30万円の年収レベルはどれくらい?

国税庁の「平成29年分 民間給与実態統計調査」では、30代前半の平均年収は407万円、30代後半の平均年収は442万円となっています。手取り30万円の月収の目安は約35万~40万円で、ボーナスがない場合の年収としてはおおよそ420万~480万円です。国税庁のデータに当てはめると、30代で手取り30万円はおおむね平均の年収レベルだといえるでしょう。
 
ただし、このデータは「平均値」で求めた年収となっているため、「中央値」で算出すると平均年収407万円・442万円という数値より低くなることが予想できます。平均値は飛びぬけて大きい年収額が加わると、一気に数値が跳ね上がってしまうため、実情よりも高く算出されるケースがあります。
 
また、ボーナスがない場合の年収目安が420万~480万円となるため、ボーナスがある人は、さらに年収額が上積みされます。よって、手取り30万円の年収レベルは平均値に近いですが、中央値よりは少し上であるといえるでしょう。
 

東京で働く人の平均年収は?

東京は他の地域と比べて平均年収が高くなる傾向です。これは、年収1000万円を超える人の割合が高く、平均値が押し上げられているためです。厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」をもとに、「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」の計算式に当てはめると、2020年の東京で働く人の平均年収は595万2400円となっています。
 
年間賞与が3カ月分だとすると、ボーナス額は約120万円となり、月収の目安は40万円です。月収40万の場合、手取りは約30万~35万円となります。日本でもっとも平均年収が高い東京においても、30代で手取り30万は平均的なレベルにあるといえるでしょう。
 

30代で手取り30万円はあれば豊かな生活が送れるのか?

東京の30代で手取りが30万円ある人は、中央値から考えると平均以上の収入があるといえます。ただし、豊かな生活が送れるかは、家族構成によって異なります。
 
単身世帯の場合は、比較的ゆとりのある生活ができますが、家族を扶養していると「余裕がある」と感じられることは少ないかもしれません。特に、子どもがいる30代は、教育費が大きくなる傾向です。また、住宅ローンや車の購入などで、出費が重なる年代にもなります。豊かな生活を送るためには、お金をかけるべきところと節約すべきところをしっかりと考えて、メリハリのある生活を送ることが大切です。
 

30代で手取り30万円の生活レベルは?

30代で手取り30万円は、数値だけみると中央値より上に位置します。平均値・中央値とも他の地域より高い東京においても、平均レベルの収入はあるといえるでしょう。ただし、実際の生活レベルは家族構成によって大きく異なります。子どもが何人いるか、共働きしているか、ローンはあるかなど、さまざまな要因によっても生活レベルは変わってくるため、年収額だけでなくさまざまな観点から比較することがポイントです。
 

出典

国税庁民間給与実態統計調査
厚生労働省 2019年国民生活基礎調査の概況
厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査結果の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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