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公立と私立学校の教育費の総額の差額は1000万円超!教育に関するメリットとデメリットも考えよう

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月11日 12時40分

公立と私立学校の教育費の総額の差額は1000万円超!教育に関するメリットとデメリットも考えよう

お子さまに充実した教育を受けさせたいと考えている方は多いでしょう。   しかし、教育の質を上げると教育費の負担も大きくなる傾向にあります。お子さまが通う幼稚園や学校には「公立」や「私立」などの区分があり、それによって教育費も大きく異なります。   本記事では公立と私立の教育費の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

公立と私立の教育費を比較

文部科学省が令和元年(2019年)12月に発表した「平成30(2018)年度 子供の学習費調査の結果について」によると、幼稚園から高校まですべて公立に通園・通学した場合の学習費総額(保護者が子供の学校教育及び学校外活動のために支出した経費の総額)は約541万円であるのに対し、すべて私立に通園・通学した場合の学習費総額は約1830万円であることが分かります。
 
同じく文部科学省の「国公私立大学の授業料等の推移」によると、平成30(2018)年度の授業料と入学料の合計は、国立大学が242万5200円、公立大学が254万8150円、私立大学が386万6569円となっています。
 
幼稚園から大学まですべて国公立に通園・通学した場合と、すべて私立に通園・通学した場合とでは、1400万円以上の差があることが分かります。
 
また、前述の「平成30(2018)年度子供の学習費調査の結果について」に記載されている「国公立と私立の学校教育費(学校教育のために各家庭が支出した全経費)の内訳」を見ると、公立と私立では授業料自体にも差がありますが、学校納付金(郊外活動費などの経費)や通学関係費などにも大きな差があることが分かります。授業料などはあらかじめ決まっていますが、私立は突発的にかかる費用も多い傾向であるため注意が必要です。
 

公立と私立のメリットやデメリット

お子さまの教育について考える上で、幼稚園や学校の選択も重要なポイントです。以下の表で、公立と私立の主なメリットとデメリットを見ていきましょう。
 

メリット デメリット
公立 ・学費が安い
・通学時間が短い
・標準的な教育を受けられる
・教育が標準的な分、特色が少ない
・予算が無いと施設や設備が古い可能性がある
私立 ・学校ごとに特色がある
・施設や設備が充実している
・各家庭の教育方針に合った教育を受けられる
・学費が高い
・場所によっては通学時間がかかる

※筆者作成
 
公立と私立の大きな違いは、学費の負担と言えるでしょう。前述の通り、公立は私立よりも大幅に学費の負担が少ないのがメリットです。
 
また、教育面でも大きな違いが見られます。公立の教育は文部科学省の教育方針に従って行われますが、私立の教育は学校独自のカリキュラムに沿って行われます。私立の場合、各家庭の教育方針やお子さまの意向に沿った教育環境を選べるのがメリットと言えるでしょう。
 

教育費だけではなく総合的な判断を

公立と私立では、教育費の負担が大きく異なります。費用負担を抑えたい場合、公立への通園・通学が現実的でしょう。しかし、各家庭の教育方針やお子さまの意向などによっては、私立への通学も選択肢に入ります。私立に通わせる場合は費用負担が大きくなるため、助成金や奨学金などの利用を検討するとよいでしょう。
 
ただし、各家庭における支出は教育費だけではありません。ライフプランやマネープランをしっかりと立て、総合的に判断することが大切です。
 

出典

文部科学省 平成30年度子供の学習費調査の結果について
文部科学省 国公私立大学の授業料等の推移
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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