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30代・40代の貯蓄・消費を徹底調査! 年収が多くても結婚したくないワケとは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月13日 11時0分

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30代・40代は働き盛り年代といわれます。その年代の貯蓄や消費行動などは、どうなっているのでしょうか。   SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が発表した「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022」の結果をひも解いてみましょう。

30代・40代のお金事情<貯蓄系>

この調査は、30~49歳の男女1000名を対象に行われたものです。
 
早速、貯蓄についてみていきます。

【現在貯蓄できているお金はいくらあるか】

1位:50万円以下 22.9%
2位:0円 16.6%
3位:50万円超~100万円以下 13.4%
4位:1000万超 12.9%
5位:500万円超~1000万円以下 11.3%
6位:100万円超~200万円以下 7.4%
7位:400万円超~500万円以下 6.8%
8位:200万円超~300万円以下 6.1%
9位:300万円超~400万円以下 2.6%

分布は上記のとおりで、調整平均は291万円でした。この調査から、30代・40代のうち半数以上は、貯蓄額が100万円以下(0円含む)というのが現実のようです。一方で、1000万円以上貯めているという人も1割強ほどおり、差が大きくなっていることも分かります。
 
そのような自分の貯蓄状況に不安を感じている割合は、以下のとおりです。

【現在の自分の貯蓄状況について、不安を感じているか?】

・感じている 78.1%
・感じていない 21.9%

同調査によると、前回の調査で不安を感じていると回答した割合は66.0%で、1年で不安を感じている割合が、およそ12ポイントも上がったとのことです。これは、感染症の問題や世界情勢が不安定な時期が想像以上に長引いており、将来に不安を感じる人が増えているのかもしれません。
 
ちなみに、現在預貯金を実践しているという人は、全体の64.4%でした。そのひと月あたりの金額はどれくらいなのでしょうか。

【ひと月あたり、いくらくらい預貯金しているか(平均金額)】

・30代 4万2682円
・40代 4万1830円

全体平均は4万2270円という結果でした。これから貯金をがんばりたいという人は、まずはこの金額を目安に検討してもいいかもしれません。
 

30代・40代のお金事情<消費系>

次に、消費についてみていきましょう。
 
30代・40代が「ついつい使いすぎてしまった」と感じるのは、いくらからなのでしょうか。

【自分が自由に使えるお金を、1ヶ月間でいくらくらい使ったときにお金を使いすぎたと感じるか】

1位:1万円以下 21.3%
2位:使いすぎたと感じる金額はない 18.5%
3位:5万円超~10万円以下 14.6%
4位:4万円超~5万円以下 13.6%
5位:1万円超~2万円以下 13.4%
6位:2万円超~3万円以下 11.9%
7位:10万円超 3.7%
8位:3万円超~4万円以下 3.0%

全体の平均は4万3815円でした。この調査から、およそ5人に1人は1万円以下の出費でも「使いすぎてしまった」と感じていることが分かります。
 
また、性別年代別にみてみると、金額に以下のような差がみられます。

【使いすぎたと感じる金額】

・30代男性 5万2114円
・40代男性 4万5734円
・30代女性 4万251円
・40代女性 3万7475円

30代・40代ともに、男性のほうが金額は大きくなっています。このことから、30代男性は特に使いすぎてしまう金額が高い傾向にあることが分かります。また、男性よりも女性、そして30代よりも40代のほうが堅実な金銭感覚をもっているといえそうです。
 
では、ひと月あたり具体的にいくらくらいお金を使っているのでしょうか。

【生活費以外(趣味や遊びなど)に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか】

1位:1万円以下 38.1%
2位:0円 28.5%
3位:1万円超~2万円以下 11.5%
4位:2万円超~3万円以下 8.4%
5位:4万円超~5万円以下 7.7%
6位:5万円超~10万円以下 3.4%
7位:3万円超~4万円以下 1.4%
8位:10万円超 1.0%

平均金額は、全体1万6418円、男性1万8818円、女性1万4017円でした。とはいえ、1万円以下(0円含む)という人が7割近くです。このことから、生活費以外にぜいたくをする余裕がないという人が大半であることが分かります。
 

5人に1人は「年収が多くても結婚したくない」と回答! 結婚へのハードルが高まる

最後に、結婚しようと思える世帯年収についてみてみましょう。

【結婚しようと思える年収(世帯年収)は】

1位:年収がどんなに多くても、したいと思えない 19.9%
2位:年収500万円あれば 17.0%
3位:年収がどんなに少なくても、したいと思える 14.6%
4位:年収600万円あれば 11.0%
5位:年収400万円あれば 10.5%
6位:年収1000万円以上あれば 8.7%
7位:年収700万円あれば 6.0%
8位:年収800万円あれば 5.3%
9位:年収300万円あれば 4.3%
10位:年収200万円あれば 1.8%
11位:年収900万円あれば 0.9%

金額の回答にばらつきが出たとはいえ、なんと1位は「年収がどんなに多くても、したいと思えない」でした。このことから、30代・40代のおよそ5人に1人はそう考えているということになります。
 
これは、長引く感染症の問題や世界情勢の不安さなどから、「家庭を築いても子どもに不自由な思いをさせないという自信がない」「家族を養っていける自信がない」という思いが強まっているのかもしれません。
 
ちなみに、「出産・子育て(1人)しようと思える年収(世帯年収)は」という質問についても、1位は「年収がどんなに多くても、したいと思えない」が22.4%でした。このようなことから、結婚や出産に慎重になっている人が多いといえそうです。
 

まとめ

この調査結果から、30代・40代の金銭事情として、「貯蓄が少ない人が多い」「生活費以外にお金をあまり使えていない」「およそ5人に1人は年収にかかわらず結婚や出産をしたくないと思っている」ということが分かりました。
 
今後の景気や世界情勢の動向次第で、どのように変わっていくのかも気になるところでしょう。
 

出典

SMBCコンシューマーファイナンス調べ「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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