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東京で1人暮らし! 家賃相場はどのくらい? 年収はいくらあれば安心?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月13日 11時30分

東京で1人暮らし! 家賃相場はどのくらい? 年収はいくらあれば安心?

仕事に慣れてきたことなどを機に、通勤に便利な東京都での1人暮らしを考える人もいるのではないでしょうか。   ただ、東京都は全国と比べても家賃相場が高く、どのぐらいの年収が必要なのか気になる人もいるかもしれません。   ここでは、東京都の家賃相場や必要となる年収を解説します。また、家賃を抑えるためにできることもあわせて紹介します。

東京の家賃相場は8万1000円

総務省が行った「平成30年住宅・土地統計調査」によると、東京都の居住用借家の平均家賃は1ヶ月あたり8万1001円で、全国平均の5万5695円よりも2万5000円近く高い結果となっています。
 
一般的に、家賃は手取り収入の3割以内に収めるのが望ましいといわれますが、仮に8万1000円の家賃の部屋を借りた場合、必要な手取り収入は27万円です。社会保険料や税金を引いた手取り収入は、総収入の80~85%となります。
 
仮に手取り収入が総収入の80%だとした場合、手取り収入27万円の方の1ヶ月あたりの総支給額はおよそ33万7500円で、その12倍の年収405万円が、8万1000円の家賃の部屋を借りた際に必要な年収です。
 

東京での1人暮らしに必要な年収は?

東京都内でも間取りや住む地域を考慮すれば、家賃を抑えることができます。
 
賃貸物件を扱う住宅・不動産サイトを複数確認すると、例えば江戸川区や葛飾区、練馬区、板橋区など都県境にあたる場所は、家賃相場が安い傾向にあり、8万1000円以下の物件も多くみられるようです。また間取りも、1K・1DKよりも1Rの方が、家賃を抑えられます。
 
仮に6万円の物件に住んだ場合、必要な手取り収入は20万円です。社会保険料や税金で20%ほど引かれた額が手元に残ると仮定すると、必要な年収は300万円です。
 
総務省の「家計調査年報」によると、2020年の1人暮らし世帯の平均消費支出は15万506円でした。ただし新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の、2019年の結果では16万3781円となっています。また、この金額は全国の平均消費支出です。他府県よりも家賃相場や物価の高い東京都で1人暮らしをするためには、1ヶ月あたり20万円ほどの手取り収入があると安心です。
 
ここからも東京での1人暮らしには、年収300万円以上が必要だと分かります。
 

年収300万円に届いていない場合は?

年収300万円に届かない方が東京での1人暮らしを考える場合、東京の八王子市や多摩市などの市部や、千葉県・埼玉県での1人暮らしを視野に入れてみてはいかがでしょうか。東京メトロ東西線やJR総武線沿線も、千葉県内の方が家賃相場は下がります。23区内にこだわらなくても、乗り換えなしで都心部までアクセスできる路線もあり、都内までの通勤もそこまで問題はありません。
 
ただし、職場からあまりにも離れすぎたり、鉄道駅からさらにバスの乗り継ぎや車が必要になったりして、通勤・通学が不便にならないよう、注意が必要です。
 
もしも仕事の都合などで1人暮らしを余儀なくされる場合は、借り上げ住宅や住宅手当などの制度がないか、会社に確認してみましょう。
 

東京での1人暮らしには年収300万円あると安心

東京23区の中にも、8万1000円以下の家賃で1人暮らし用の部屋を借りられる地域も存在します。また、1人暮らしに掛かる消費支出の全国平均を踏まえると、東京で1人暮らしをする場合は年収300万円をみておくと安心です。
 
年収300万円に到達していない場合は、東京の市部や東京都に隣接する県を視野に入れて部屋探しをしてみると、家賃を抑えることができるかもしれません。
 

出典

総務省 平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要
総務省 家計調査年報 家計収支編 2020年(令和2年) より「II 総世帯及び単身世帯の家計収支」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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