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亡くなった親族がいくつ口座を持っていたのか分からないときはどう調べるの?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月16日 12時10分

亡くなった親族がいくつ口座を持っていたのか分からないときはどう調べるの?

親や兄弟などの近い親族であっても、どこの金融機関にいくつ口座を持っているかなどのお金の事情について、事前に知らせている人はどれくらいいるでしょうか? しかし、予期せぬことが起こる場合もあり、突然の別れが訪れることもあります。   この記事では、亡くなった親族がいくつ口座を持っていたのかわからなくて困ってしまった場合、どのようにして調べればよいのかを調査してみました。

故人の口座に関する情報を調べる方法

故人がどこの金融機関に口座を持っているのかは、生前に相続財産目録などを作成していたり、確定申告をする際に税理士がどこに口座があるのかを把握していたりする場合などを除いて、一括で調べる方法はありません。口座情報を知るには、各金融機関に個別に確認していくしか方法はないのです。
 
しかも、たとえ故人の子どもであったとしても、必要な書類などをそろえて手続きをしないと、口座の有無すら教えてもらえません。もちろん、電話やメールでの問い合わせは不可で、窓口に行って手続きをする必要があります。
 
そのため、全ての金融機関に確認していくのは大変なので、通帳やキャッシュカードがなければ、まずは故人がどこの金融機関を利用していたのかを考える必要があります。故人の生活圏内にある金融機関は、利用している可能性が高いです。そして、出身地の地域の金融機関も利用している可能性があります。また、故人の住まいに、金融機関のカレンダーやロゴの入ったメモ帳などがないかも確認することは有効です。
 
さらに、携帯電話やパソコンの履歴も確認して、ネット銀行の利用がないかも確認する必要があります。通帳やカードは無くても、口座開設をした時の通知書類などを保管しているかもしれません。可能性があれば、ネット銀行は実店舗がないので、サイトで問い合わせて口座の有無を確認する必要があります。
 

口座の有無を確認する手順

どこの金融機関に口座の有無を確認するか決まったら、手続きに必要なものをそろえなくてはなりません。
 
通常の金融機関の場合は、亡くなった方の死亡の事実がわかる戸籍謄本等(原本)、相続人または照会者であることが確認できる戸籍謄本等(原本)、相続人または照会者本人であることが確認できるもの(運転免許証など)、相続人または照会者の印鑑と印鑑証明書などが必要となります。これらの書類をそろえて金融機関の窓口に行き、手続き書類に記入をして、故人の口座情報の調査の依頼をします。
 
ネット銀行の場合は、サイトからカスタマーセンターに利用者の死亡を伝えると、銀行から死亡届が送られてくるので、内容を確認して必要事項を記入します。それと一緒に、亡くなった方の死亡の事実がわかる戸籍謄本等(原本)、相続人または照会者であることが確認できる戸籍謄本等(原本)、相続人または照会者の印鑑証明書を送付して、故人の口座情報の調査を依頼します。
 
どちらの場合も、法定相続情報一覧図の写しを提出すれば、戸籍謄本の提出は不要となります。法定相続情報一覧図は、法務局に必要な戸籍謄本や相続関係を一覧にしたものを提出すると、無料で交付されます。
 

亡くなった親族の口座情報を知るには

個人情報の保護のため、たとえ子どもであっても、しかるべき書類を提出して手続きをしなければ、口座の有無すらも教えてもらえません。故人の口座情報を知るには、手続きに必要な書類をそろえて地道に金融機関を回るほかないのです。
 
必要な戸籍謄本も、出生地の自治体で出生時の戸籍謄本をとる必要があるなど、手間のかかる場合があります。金融機関によって多少の違いはあるかもしれませんので、どのような書類が必要なのかは、事前に電話などで問い合わせてから手続きすることをおすすめします。
 

出典

一般社団法人全国銀行協会 預金相続の手続に必要な書類
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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