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【昭和平成令和】価値観の変遷! 働く世代は仕事に何を求める?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月20日 23時10分

【昭和平成令和】価値観の変遷! 働く世代は仕事に何を求める?

仕事は、生活費など生きるうえで必要なお金を得るための手段です。しかし、目的とは必ずしもそれだけではありません。自分のやりがいであったり交流の場を広げる手段であったり、実際の目的は人それぞれに違います。   昔とは価値観が変わりつつあるといわれている昨今、働く世代は一体何を仕事に求めているのか探ってみましょう。

理想は「収入の安定」。でも高収入は望まない

厚生労働省が調査を行った「働く人の意識と就業行動」では、仕事の満足度に対する労働者の変化を見ることができます。この資料によれば、1980年以降は「雇用の安定」が緩やかに下降しており、それに代わって上昇しているのは「休暇のとりやすさ」と「仕事のやりがい」です。
 
続いて、2007年に内閣府が調査した「国民生活に関する世論調査」から20~59歳までの層の回答を見ていきましょう。この調査によると、働く目的としてもっとも多いのは「お金を得るため」という回答です。これは、子育てやマイホームの購入などお金がかかる時期であることがおもな理由として考えることができます。
 
しかし、40歳以降は「生きがいを見つけるため」という回答も増えているのが特徴です。20~59歳までの理想的な仕事の条件としては「収入が安定している」が全体的に多く、「自分にとって楽しい仕事」「専門知識や能力が活かせる」と続きます。ところが「高収入」「失業の心配がない」といった回答は低い傾向があります。
 
この結果から見えてくるのは、安定収入は望んでも高い収入にはこだわらない人が多いということではないでしょうか。
 

多くの人が求めるのは「やりがい」や「楽しさ」

今回参考にした資料を見ると、働く世代の多くは決して高収入を望んでいるわけではないことがわかります。もちろん、お金は必要なものです。経済的に余裕があれば、それだけできることの範囲は広がります。
 
しかし、その分仕事に費やす時間が増えるとしたら、プライベートを充実させられない可能性も出てきます。仕事によっては責任をともなうことが増え、ストレスを抱えるかもしれません。多忙になれば、睡眠時間や休憩時間も十分取れないこともあります。そうなると、たとえ高収入であっても有意義なお金の使い方ができないこともあるでしょう。
 
暮らしを楽しめるだけの安定した収入があり、自分の能力を活かしながら楽しく働けることが現代の働く世代がもっとも求めていることです。そして、お金を気にする必要がなくなってくれば、生きがいを求めて働きたい人が多いという見方もできます。
 
もちろん、何に価値を求めるかは人によって違います。いかにして高収入を達成するか日々考える人もいるでしょう。ただ、無理をして高収入を得るより、自分らしく楽しみながら働くことに価値を見出している人が全体的に多いということです。
 

働く世代にとって大切なのは自分を活かせる仕事

現代の働く世代の多くは、自分の経験や能力を活かしながら楽しく働ける職場環境を重視しています。
 
収入が安定していることは大切ですが、特に高収入を望むことは少ない傾向にあります。仕事には、やりがいや楽しさといった内面的な部分を求めることも多く、無理のない働き方を目指している人が増えていると考えていいでしょう。
 

出典

厚生労働省 働く人の意識と就業行動
内閣府 国民生活に関する世論調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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