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都内で家賃15万は高い? 年収や家族構成に合わせて検証してみました!

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月21日 11時40分

都内で家賃15万は高い? 年収や家族構成に合わせて検証してみました!

東京都の平均的な家賃相場は約8万1001円なので、家賃15万円の物件というと高く感じるかもしれません。ただし東京都は場所によって家賃相場が大きく異なるため、15万円の家賃相場が一般的な地域もあります。地域によっては家賃相場が15万円以上で、希望に合う物件が探しづらくなる場合もあります。   ここでは家賃15万円を出すとどの地域の、どのような物件に住めるのか、解説していきます。

15万円の物件に住む目安年収は830万円

家賃15万円の物件に1年間住んだ場合、1年間に180万円かかります。一般的に家賃は手取り収入の30%以内にするのが望ましいと言われているので、この数字から必要な手取り収入を計算すると、ボーナスなしで1ヶ月あたり50万円、年収の手取りが600万円です。税金や社会保険料は総収入の15~25%で手取り収入が600万円の人の目安年収は、830万円前後です。
 
申込時に夫婦共働きの場合、収入を合算して審査に出すことができます。ただし、途中で夫婦のどちらかが退職をしたり、離婚したりした場合に家賃が変わるわけではありません。介護や妊娠、休職などでどちらかの収入が下がるおそれのある場合は注意して申し込む必要があります。
 
また高齢になると、年収が830万円を超え安定しているとしても審査そのものが通りにくくなります。特に70歳以上で1人暮らしの場合などは難しくなります。
 

間取りや場所によって家賃相場が異なる

家族構成によっても、適切な間取りは変わります。夫婦と子どもの世帯の場合、子どもが未就学のうちならば1LDKの物件に住むこともできますが、人によってはストレスを感じるかもしれません。夫婦と子どもがいる世帯ならば、2LDK以上の間取りが望ましいでしょう。
 
特に子どもが2人以上いて子ども1人に1部屋与えたい場合は、3LDK以上の物件を探さなければなりません。一方、1人暮らしや夫婦2人暮らしであれば、1LDKの物件でも快適に暮らせるでしょう。
 
東京都で2LDKの家賃相場が15万円のエリアは、台東区や江東区、墨田区などの下町エリアや豊島区や世田谷区です。世田谷区は都心からやや離れますが、自然豊かで閑静な場所もあり、ファミリー層にも人気です。東京都東部の江戸川区や足立区、葛飾区などはそれよりも家賃相場が低く2LDKでも10万円前後です。このエリアになると目安年収が530万円(手取り収入が400万円)の人でも部屋が探しやすくなります。
 
一方、千代田区、中央区、港区、新宿区、目黒区、品川区、渋谷区の7区については15万円だと希望に合う2LDKの物件を探すのが難しくなります。都心部や23区内で人気があるエリアに家族で住むのを希望する場合、15万円という家賃は決して高くありません。特に千代田区、港区、渋谷区の3区は1LDKでも家賃相場が16万円以上なので、15万円で希望する物件が見つかれば「お得」と言えます。
 

家賃15万円が「高くない」物件もある

15万円の家賃を払うには、審査に通す人の年収が830万円を超えている必要があります。都心の人気があるエリアに住みたい場合、家賃15万円では1人暮らしあるいは夫婦2人暮らしであっても希望する物件が見つかりづらいこともあります。しかし、家賃が特に高いエリアを除けば、ファミリー向けの物件が借りられるようになり、23区内であっても広めの築浅物件が借りられる場合もあります。
 

出典

総務省統計局 統計Today No.152
SUUMO 東京都の賃貸家賃相場・賃料相場を調べる
東京都の統計 都民のくらしむきトップページ
東京都の統計 都民のくらしむき
厚生労働省 2019年国民生活基礎調査の概況調査の概要
厚生労働省 2019年国民生活基礎調査の概況統計表
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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