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看護師の年収ってどれくらい? 何科が一番高い?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月24日 13時20分

看護師の年収ってどれくらい? 何科が一番高い?

看護師といえば白衣の天使とも呼ばれ、憧れを持つ人も少なくありません。また国家資格で安泰、給与が高いというイメージもあり、人気の職業でもあります。   そこでこの記事では、看護師として働く場合、年収の高い診療科は何科になるかを解説していきます。

看護師の年収が高い診療科

看護師の平均年収は約492万円です。職種別でみると145職種中54位という位置にランクインしており、比較的年収は高めの職業といえます。ただ同じ看護師の中でも、診療科によって多少の差はあります。平均年収が高い科目は呼吸器外科や乳腺外科、糖尿病内科、美容外科、救命救急科などで、もし収入を増やしたいなら、診療科目に注目して仕事を探してみてもよいかもしれません。
 
年収が高くなる理由ですが、まず呼吸器外科では肺がん、乳腺外科では乳がんといったように、がん患者のケアに当たる機会が多くなります。手術や抗がん剤療法はもちろん、疼痛緩和や体の変化を受け入れる過程のサポートにも携わるため、幅広く高度な技術を要します。高い専門性が求められる現場なので給与も高めに設定されており、さらに資格を持っていると手当も加算されるのです。
 
また糖尿病内科は糖尿病治療を専門としており、症状の悪化や合併症の予防に力を入れている診療科です。糖尿病患者が増えている、かつ資格を持つ看護師が多く活躍している事が年収高めの理由となっています。
 
美容外科は美容を目的とした診療科目で、保険適用外の治療や処置が多く行われます。つまり収益も高くなるので、看護師にも高い給与が支払われるのです。職場によっては指名制度や販売ノルマを設けている所もあり、給与や賞与以外のプラスアルファで収入を得ている看護師もいます。
 
そして緊急性を要する重症患者を担当するのが救命救急科です。処置は一刻を争い、少しのミスも許されません。夜間も多くの患者が運ばれてくるので、夜勤の日数も多くなります。精神的にも身体的にもハードな現場だからこそ、年収が高くなるのも当然といえます。
 
このように診療科目によって年収に差があるのは事実です。とは言え、科目だけが収入に影響を及ぼす訳ではありません。地域や勤務先の組織、夜勤の有無も大きく関係してきます。
 
例えば都道府県別の収入は1位が青森県の540.5万円であるのに対し、47位の大分県は405万円と約130万円ほどの差があります。また病床数の少ない病院より多い病院の方が年収は高くなる傾向にあります。
 
規模の大きな病院は、福利厚生やボーナスが充実しているという点も関係しているのかもしれません。そのため特に年収が高いとされていない科目を担当するにしても、働く地域や勤務先によっては高額な収入を得られる可能性もあるのです。
 

高収入を得るには自分に合った診療科目を選ぶことも大切

呼吸器外科や乳腺外科、糖尿病内科、美容外科、救命救急科が比較的年収高めの診療科目であるため、どこが良いか迷っているなら選択肢の一つに入れてもよいかもしれません。
 
ただ年収ばかりにこだわって決めると、いざ働き始めた時に自分に合わないと感じる可能性も出てきます。苦労して取得した看護師免許だからこそ、やりがいがあって自分が働きやすいと思える職場を選んだ方が賢明です。長く仕事を続けることができたなら、それだけ看護師としての知識やスキルも身に付けられるため、自ずと給与にも反映してくるかもしれません。
 

出典

厚生労働省令和2年 賃金構造基本統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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