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奨学金の「予約採用」は高3の5月~6月。この時期に申し込むメリットとは?

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月26日 10時30分

奨学金の「予約採用」は高3の5月~6月。この時期に申し込むメリットとは?

大学進学を見据えているのであれば、奨学金の活用を検討して、お金に関する不安を解消しておきたいですよね。   この記事では、高校3年生の5~6月に申し込む「予約採用」について解説し、あわせてこの時期に申し込むメリットも紹介しています。   奨学金は、申し込む時期を逃すとチャンスをつぶすことになりかねませんので、早めの対策が重要です。

高3の5月~6月に申し込むのは「予約採用」! 在学採用との違い

奨学金の採用方法には、予約採用と在学採用の2種類が存在します。
 
予約採用とは、高校3年生の進路が確定していない段階で申し込みする採用方法です。つまり、高校3年生の5~6月に申し込むのは予約採用になります。在学している高校を通じて手続きを行うので、高校からの進路指導におけるお知らせをしっかりと確認しておきましょう。
 
一方で、在学採用とは、進学後に奨学金の手続きを行う採用方法です。
 

予約採用のメリットは?

予約採用のメリットは次の4つです。以下で詳しく解説します。
 

1.高3の5~6月に申し込めば合計で3回の採用機会が得られる

高校3年生の5月~6月に予約採用で申し込めば、合計で3回も奨学金を申請できる機会を獲得できます。
 
まず、予約採用は計2回の募集時期があります。1回目は高校3年生の5~6月頃です。2回目は、同じ年の10~11月頃です。たとえ1回目の審査に落ちてしまったとしても、2回目の予約採用に再挑戦できます。そして、仮に2回目も落ちてしまった場合でも進学先の学校における在学採用に申し込み可能です。
 

2.採用チャンスが平等

予約採用において申し込みを行うと、採用チャンスが平等に得られるメリットがあります。
 
予約採用は、全国の高校3年生の中から平等に審査されます。一方で、在学採用においては、過去の実績などから学校の採用枠数が割り当てられます。
 
進学先における奨学金の返済滞納率が高い場合、罰則として枠数が減らされている場合もあるのが現実です。また、進学先の学校で申込者多数の場合、残念ながら審査に通過する可能性も低くなるでしょう。
 
在学採用は、予約採用よりもチャンスが平等に回ってこないといえます。
 

3.選択項目は進学届を提出するときに変更できる

予約採用で申し込んだ選択項目は、入学後に提出する「進学届」で変更可能です。
 
選択項目の例は、奨学金の受給月額や保証方式、返済方式などが挙げられます。また、進学届を提出しなければ、奨学金申し込みの取り消し可能です。
 
取り消しに対する罰則は何もありません。そのため、高校3年生の5~6月の段階では進路に迷っていて一応申し込みはしたが、最終的には就職して奨学金を受給しないということも可能です。
 

4.予約採用で申し込んでおいた方が奨学金を早く受給可能

在学採用よりも予約採用で申し込みをしておいた方が、奨学金を早くに受給できます。
 
日本学生支援機構の予約採用は、必要書類が提出された月から約1~2ヶ月後に奨学金が振り込まれます。在学採用は、申込締切月の2ヶ月後に初回の奨学金が受給可能です。
 

進路の選択肢を増やすためにも予約採用に申し込んでおこう

卒業後の進路に大学進学の可能性があり、金銭面に不安を感じるのであれば予約採用に申し込んでおくことを強くおすすめします。罰則は何もありませんし、チャンスを作ることにつながるでしょう。
 
金銭面で希望の進路をあきらめるのは悔しいことなので、選択肢を増やす行動をとっておくことが大切です。
 

出典

独立行政法人日本学生支援機構 初回の振込はいつですか。
独立行政法人日本学生支援機構 進学前(予約採用)の第一種・第二種併用貸与の家計基準
独立行政法人日本学生支援機構 進学前に申し込む(予約採用)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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