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円安になると貯金が減る!?家計と生活に与える影響を解説

ファイナンシャルフィールド / 2022年5月28日 0時0分

円安になると貯金が減る!?家計と生活に与える影響を解説

2022年1月のドル円為替レートは115円/ドルでしたが、2022年5月には一時、130円/ドルとなりました。世間では「円安は経済に影響を与える」といわれていますが、実際の家計や生活にどんな影響があるのか、ご存じでしょうか。   円安は生活費の上昇や貯金の価値が減るリスクがあります。円安の特徴とそのポイントを押さえ、自身にあった円安対策を行いましょう。   本記事では、円安が生活に与える影響と対策方法について解説します。

円安は、日本円の価値が下がること

円安とは、日本円がドルやユーロなどの他通貨に対する相対価値が下がることをいいます。
 
115円/ドルの状況では、1ドルを115円で両替できますが、130円/ドルになると130円出さなければ交換できなくなります。つまり、外貨に対する円の「価値」が下がることが円安なのです。
 

円安になると、なぜ物の値段が上がるのか

円安が進むと、物価が上昇する傾向があります。物価上昇の原因は「輸入価格の上昇」が挙げられます。
 
上述の円安の状況下で海外輸入を行うと、同じ食材や原料であっても115円で購入できていたものが、130円出さなければ手に入りません。
 
海外から輸入を行っている企業が利益を得るためには、食材や原料の輸入価格にあわせて販売価格を上げる必要があります。つまり、消費者が購入する値段である「物価」が上昇します。
 

貯金の価値が下がる円安に備えるためには、適度な投資が大切

円安の状況では、日本円でしている貯金の「価値」が下がってしまいます。上述した物価の上昇によって、同じ金額を出しても買える物や量が減るためです。
 
日本円の価値を下げないための対策としては、投資が効果的です。投資は物価や為替レートに資産額が連動するため、外貨や株式を所有していれば、円安の影響を緩和することができます。しかし、投資の種類や選び方によっては、資産が減少することもあるので注意しましょう。
 

過度な投資はするべきではない

資産を守るための投資は有効な手段ですが、過度な投資はするべきではありません。
 
例えば、全財産を投資に使ってしまうと、暴落が起きた際に生活が成り立たなくなってしまいます。
 
また、円安時に外貨を購入するためには、より多くの日本円が必要となります。投資は購入時期や種類によって、資産が大きく変動してしまうので、経済状況や為替レートを把握したうえで始めましょう。
 

円安が進むと家計が苦しくなる。上手に向き合おう

円安が進むと物価が上昇し、家計が苦しくなってしまいます。円安は個人の力では止めることができないため、上手に向き合っていくことが大切です。貯金や投資をバランスよく行い、豊かな生活を手に入れましょう。
 
また、円安対策のために過度な投資を始めることは絶対にしてはいけません。投資は自身の生活を豊かにするためのツールとして利用し、生活に影響しない範囲で行いましょう。
 
執筆者:東本隼之
2級FP技能士

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